4月27日の海外動向と本日の相場見通し 米長期金利上昇が悪材料、祝日前で様子見気分強い

4月28日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比10円高の29000円、高値は28日04時43分の29070円、安値は27日18時51分の28830円でした。27日のNYダウは小幅反発、前日比3.36ドル高の33984.93ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、同48.560ポイント安の14090.216ポイントでした。米長期金利が1.6%台に上昇し、ハイテクなど高PER銘柄が売られました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の6月物は前日比1.03ドル高の1バレル62.94ドルでした。NY金先物相場は反落、6月物は前日比1.3ドル安の1トロイオンス1778.8ドルでした。NY円相場は続落、前日比60銭円安・ドル高の1ドル=108円65~75銭でした。

 

4月27日のVIX指数は前日比0.08(0.45%)安の17.56でした。また、VIX3Mは同0.22(1.02%)安の21.32で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.57%)高の0.82と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.04(0.03%)高の139.13でした。

 

4月27日の日本では、プット・コールレシオは0.22と前日の0.26から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は85.83と前日の83.37から上昇しました。新高値銘柄数は38、新安値銘柄数は123でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は4月27日現在「水平」を継続しました。転換線は「下向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「逆転」を継続しました。遅行スパンは26日前の日足を下回っており、「逆転」を継続しました。ただし、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、2021年5月31日です。先行スパン2は「水平」を継続しました。また、4月27日現在のMACD(12日-26日)はマイナス102.60、シグナル(9日)は1.06、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス101.54と、「売り」を継続しました。(売り転換は4月15日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。

 

28日のFOMCの結果発表を前に持ち高調整の売りが出たことで、27日の米10年物国債利回りは前日比0.06%上昇し1.62%で取引を終えました。これが嫌気され、27日の米国株式市場では、ハイテク株が売られました。これは本日の日経平均にネガティブに作用するでしょう。なお、今回のFOMCでは、FRBは金融政策の維持と緩和的政策の長期化を改めて示すとの見方が多いもようです。また、明日は「昭和の日」の祝日で東京株式市場は休場です。このため、様子見分が非常に強い1日になりそうです。このため、日経平均の上値は重そうで、25日移動平均線(27日現在29376.13円)が目先の上値抵抗として意識されるとみています。想定レンジは29000円±300円程度です。

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