20日の海外動向と本日の相場見通し 米長期金利低下・米株反発・ビットコイン反発が追い風、日経平均は堅調推移
21日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比120円高の28210円、高値は21日00時50分の28330円、安値は20日18時25分の27870円でした。20日のNYダウは4日ぶりに反発、前日比188.11ドル高の34084.15ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発、同236.002ポイント高の13535.739ポイントでした。米長期金利が低下したことや、前日に急落したビットコインが反発したことが買い材料になりました。NY原油先物相場は3日続落、WTI期近の6月物は前日比1.31ドル安の1バレル62.05ドルでした。NY金先物相場は6日続伸、6月物は前日比0.4ドル高の1トロイオンス1881.9ドルでした。NY円相場は反発、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=108円75~85銭でした。
20日のVIX指数は前日比1.51(6.81%)安の20.67でした。また、VIX3Mは同1.46(5.78%)安の23.81で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.09%)安の0.87と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、同0.79(0.55%)高の142.96でした。
20日の日本では、プット・コールレシオは0.43と前日の0.38から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は87.98と前日の87.38から上昇しました。新高値銘柄数は76、新安値銘柄数は46でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は5月20日現在「水平」を継続しました。転換線は「水平」を継続しました。転換線と基準線は「逆転」を継続しました。遅行スパンは26日前の日足を下回り続け、「逆転」を継続しました。また、「雲下抜け」を継続しました。また、先行スパンのクロスは、2021年5月31日です。先行スパン2は「水平」を継続しました。また、5月20日現在のMACD(12日-26日)はマイナス356.39、シグナル(9日)はマイナス261.39、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス95.00と、「売り」を継続しました。2021年5月7日に買い転換しましたが、5月11日にあっさりと売り転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。
20日の米10年物国債利回りは前日比0.05%低下し1.62%で取引を終えました。これを受け、米ハイテク株が上昇したことは、本日の日経平均の追い風です。想定レンジは28200円±400円程度です。前日に急落したビットコインが反発したことも、投資家心理を好転させる見通しです。
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