6月24日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

本日の個別銘柄動向コメント

フジオーゼックス(7299)

6月23日、「中期経営計画の策定に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されるでしょう。同社は、2021年度から2023年度までの3年間を計画期間とする新たな中期経営計画を策定しました。定量目標は、エンジンバルブ事業の合理化推進による利益率向上、新規事業、ESG関連中心の積極的な投資、株主への利益還元目標は連結配当性向30%以上です。2023年度の売上高は230億円、営業利益は27億円、当期純利益は19億円、売上高営業利益率12%、設備投資額20億円、連結配当性向30%以上です。

 

メルカリ(4385)

6月23日、「2021 年 6 月期通期業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されるでしょう。差異が生じた理由は、連結売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響で、日本では緊急事態宣言が断続的に発令されるなど不透明な外部環境が継続している中、前回発表の想定レンジの上限付近となる見通しです。連結営業利益、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益及び1株当たり当期純利益については、前回発表予想を上回る見込みです。メルカリ JP の好調に加えて、メルペイでは定額払いの利用増による収益力の強化が着実に進捗していること、メルカリ US では引き続きユニットエコノミクスの改善に注力する等、グループの収益基盤が徐々に強化されてきています。このような中、効率性を勘案しながら成長投資を実施した結果、広告宣伝費等を想定以上に削減しつつ、目標とする売上高を達成できる見通しです。

 

住友林業(1911)

6月23日、「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。米国の旺盛な住宅需要を背景に、戸建住宅事業において販売価格の上昇により利益水準が想定を上回ること、加えて米国の不動産開発事業の物件売却に伴う利益の増加などを主たる要因として、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回公表値を上回る見込みです。同日開催の取締役会において、新株式発行及び当社株式の売出しに関し決議しました。今回の新株式発行による調達資金は主に米国事業における販売用不動産の取得と開発並びに借入金の返済、豪州における不動産開発にかかる事業資金に充当する予定です。

 

インパクトホールディングス(6067)

6月22日、「2021年12月期第2四半期累計期間及び通期業績予想の公表に関するお知らせ」を発表しました。これが引き続き買い材料視されるでしょう。2021年12月期通期連結業績は、売上高は130億円(前期比17.4%増)、営業利益は16.0億円(同55.5%増)、経常利益は14.50億円(前期は2800万円の利益)、親会社に帰属する当期純利益は9.30億円(前期は1.87億円の損失)の見通し。2021 年 12 月期通期連結業績予想については、2020 年 12 月期決算短信の開示時点において、新型コロナウィルス感染拡大による同社グループの事業活動への影響を合理的に見積もることが困難であったこともあり開示していませんでした。しかしながら、第2四半期終盤に差し掛かり、感染拡大の懸念は今後も継続するものの、新型コロナウィルスの当社グループにおける国内外の事業への影響について、新型コロナウィルスの感染拡大が 2021 年 12 月期中は収束しないという前提のもと、ある程度合理的に見積もることが可能となったため、今回、2021 年 12 月期第 2 四半期累計期間及び連結業績予想を開示することとしました。増収増益の要因としては、HR ソリューション事業においては、新型コロナウイルス感染拡大を懸念した店頭販売員の配置を自粛する動きがあり、試飲試食等の推奨販売サービスは引き続き厳しい状況が続く反面、コロナワクチン接種会場への人材派遣業務の受注が拡大し、コールセンター事業やデバック事業も業績が順調に推移すると見込んでおり、加えて、IoT ソリューション事業においても、小型デジタルサイネージの高付加価値商材である PISTA(フィールド・トラッキング・ソリューション)のローンチによりオンライン化されたサイネージのコンテンツの自動更新が可能となり、従来の筐体販売だけでなく、オンライン利用料や ASP サービス利用料などのストック収益の増加、飲食チェーン向け DX 推進の一環として開始したオンラインのタッチパネル式デジタルサイネージであるテーブルトップオーダー端末の受注の拡大を見込んでいるためです。

 

東天紅(8181)、精養軒(9734)

6月23日、各種メディアから「東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」が23日、赤ちゃんを出産しました。赤ちゃんはなんと、双子。二重のおめでたい話題に地元の上野はパンダフィーバーとなっています。」などと伝わっています。これが引き続き買い材料視されそうです。

 

ネクストジェン(3842)

6月23日、「ネクストジェンの SBC が Zoom Phone の接続認定を取得(日本製品として初号認定)、Zoom Phone での内線/外線通話を実現」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。

 

相場観

6月23日の日経平均は前日比9.24円(0.03%)安の28874.89円と、小幅に反落しました。5日移動平均線(23日現在28750.47円)、25日移動平均線(同2827.71円)を共に上回りました。一方、75日移動平均線(同29068.23円)は依然下回っています。なお、6月24日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比80円安の28730円、高値は23日04時30分の始値28810円、安値は23日20時38分の28670円でした。23日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は99.14と前日の97.89から上昇しました。新高値銘柄数は79、新安値銘柄数は12でした。また、6月23日現在のMACD(12日-26日)は4.34と前日の4.51から低下し、シグナル(9日)は58.88と前日の62.63から低下しました。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス54.55と前日のマイナス58.12から上昇したものの、「売り」を継続しました。これは6月21日に売り転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

23日のNYダウは3日ぶりに反落し、前日比71.34ドル安の33874.24ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同18.465ポイント高の14271.733ポイントと、連日で過去最高値を更新しました。景気敏感株の一角に利益確定売りが出た一方、複数のFRB高官からハト派寄りの発言が相次ぎ、グロース株が買われました。ナスダック高は、日経平均への追い風です。ですが、大きな材料は見当たりません。このため、本日の日経平均は膠着するでしょう。上値に関しては、75日移動平均線(23日現在29068.23円)は戻り限界として意識され続けそうです。想定メインレンジは、28800円±300円程度です。

 

物色面では、23日のSOX指数は前日比11.79p(0.37%)高の3197.22pでしたので、半導体関連が物色されそうです。具体的には、シキノハイテック(6614)、アテクト(4241)、オキサイド(6521)、ワイエイシイホールディングス(6298)、三社電機製作所(6882)、ウインテスト(6721)、QDレーザ(6613)、ホロン(7748)、サムコ(6387)、日本ピラー工業(6490)、トレックス・セミコンダクター(6616)、Mipox(5381)、タムラ製作所(6768)、レーザーテック(6920)、平田機工(6258)などに注目しています。

 

一方、6月23日の東証マザーズ指数は前日比10.36p(0.89%)高の1180.49pと、続伸しました。5日移動平均線(23日現在1173.24p)、25日移動平均線(同1156.29p)、75日移動平均線(同1178.60p)全て上回っています。出来高は9666万株、売買代金は1549億円でした。5月12日に、2021年3月9日の1113.58pと、2020年12月22日の1125.60pに挟まれた「中期的な下値サポートゾーン」を割り込んだことで、底割れとなり、調整が長期化するリスクが高まっていましたが、このゾーン上限の1125.60pを5月21日に終値で上抜けたことで、調整一巡感が強まりました。よって、5月17日の1040.58pが当面の底値となる見通しです。

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