9月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

本日の個別銘柄動向コメント

グラファイトデザイン(7847)

9月1日、「業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の収束はいまだに見通せない状況でが、ゴルフは屋外で三密を避けることのできるスポーツとして見直されており、国内におけるゴルフ場入場者数は増加傾向にあります。ゴルフ業界を取り巻く環境が改善する中、重点施策として進めていた自社ブランドシャフトの女子プロ選手使用率向上に結果が表れ始め、国内女子プロゴルフトーナメントにおけるシャフト使用率が少しずつですが上昇に転じています。その結果、自社ブランドシャフト「TourAD」に対しての各ゴルフショップからの直販受注、並びに各クラブメーカーからのカスタム受注が当初の想定を上回って推移しています。また、米国市場においても、「DIシリーズ」を中心とした自社ブランドシャフトの販売が当初の想定を上回って推移しています。上記の想定の基、第2四半期業績予想の売上高については 14.90億円(3.14 億円増)に修正しました。各段階利益に関しても、営業利益 2.10億円(1.89億円増)、経常利益 2.27億円(2.05億円増)、四半期純利益 1.53億円(1.43 億円増)に修正しました。これに伴い、通期業績予想についても、売上高 28.00億円(9.7%増)、営業利益 3.80億円(142.0%増)、経常利益 3.89億円円(149.4%増)、当期純利益 2.51億円(139.0%増)に修正しました。

 

フジ(8278)

9月1日、「株式会社フジとマックスバリュ西日本株式会社の経営統合に関する基本合意書の締結についてのお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。株式会社フジ)、マックスバリュ西日本株式会社、及びイオン株式会社は、多様化するお客さまのニーズに応え、より豊かなくらしの実現と、中国・四国地方の産業、社会、文化、雇用などの問題解決に積極的に参画し、地域の共創の一翼を担い得る企業体へと進化することを目的として、2024 年 3 月のフジとMV西日本の合併による統合新会社の設立に基本合意しました。それに先駆け、2022 年 3 月1日を効力発生日として、フジとMV西日本がイオンの連結子会社となる共同持株会社を設立し経営統合することについても併せて基本合意し、基本合意書を締結しました。

 

シノケングループ(8909)

9月1日、「自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。取得し得る株式の総数は50万 株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 1.44%)、株式取得価額の総額は5億円(上限)、取得期間 は2021 年9月2日~2021 年 10 月 15 日。

 

レカム(3323)

9月1日、「中国におけるウイルス除菌装置「ReSPR」販売に関するサンワサプライ上海との業務提携契約締結についてのお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。同社の子会社であるレカムビジネスソリューションズ(大連)株式有限公司(「大連レカム」)は、2021 年8月 31 日にサンワサプライ株式会社のグループ会社である山業(上海)商貿有限公司(「サンワサプライ上海」)とウイルス除菌装置「ReSPR(レスパー)」の中国での販売に関する業務提携契約を締結しました。同社グループは、予てよりリリースしたとおり、ウイルス除菌装置「ReSPR(レスパー)」の独占販売権を中国、ASEAN等、海外8か国で取得していますが、この度、中国での販売を強化することを目的としてサンワサプライ上海と業務提携契約を締結しました。

 

大泉製作所(6618)

9月1日、「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」を発表しました。これが買い材料視されそうです。経営目標は、23年度売上高は140億円(新関係基準;130億円)、23年度営業利益率8%(新会計基準;8.7%)。

 

ステラファーマ(4888)

9月1日、「再発高悪性度髄膜腫患者を対象とした国内第Ⅱ相医師主導臨床試験の被験者登録終了に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。同社は、大阪医科薬科大学附属病院(所在地:大阪府高槻市)が実施している再発高悪性度髄膜腫患者を対象とした BNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)の国内第Ⅱ相医師主導臨床試験(以下「本試験」)において使用されるホウ素薬剤(開発品名:SPM-011)を提供しています。この度、同病院より本試験の被験者登録が終了した旨の連絡があったので、公表しました。本試験の治験調整医師である学校法人大阪医科薬科大学 関西 BNCT 共同医療センター特務教授の宮武伸一先生からは、次のコメントをmらっています。「再発高悪性度髄膜腫は難治性で、再発を繰り返すことが多いとされています。放射線治療をしても再発するものは極めて難治であり、有効な治療法が無い疾患です。本試験の被験者登録に際し、日本全国の脳外科施設から患者さんをご紹介いただきました。それだけ各施設でも治療に難渋していると考えます。本試験はこれまでの原子炉での実績をふまえ、BNCT による効果が期待できる疾患と考え、実施いたしました。本試験は加速器を用いた BNCT では世界初のランダム化比較試験です。経過観察の結果、BNCT による抗腫瘍効果が確認されれば、再発高悪性度髄膜腫患者さんにとっては新たな治療選択肢になると考えています。」同社は、本試験の経過観察期間終了後の結果について慎重に評価を行った上で、ホウ素薬剤(SPM-011)の適応拡大にかかる承認申請に向けて最善を尽くします。 なお、本件による当期の業績予想(2021 年5月 10 日公表)への影響は軽微です。

 

ディー・ディー・エス(3782)

9月1日、「汗孔と隆線を使った認証アルゴリズムに関する新特許取得のお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。指紋認証を始めとした様々なセキュリティ・ソリューションを提供する DDSは、汗孔と隆線を使った認証アルゴリズム に関する特許を取得しましたので、公表しました。本特許は、2021年6月2日に適時開示した新特許であります汗孔(かんこう)などの指紋隆線の微細構造を解析することで認証を行う高精度の認証アルゴリズムについて、照合の原理を示したもの。DDSは汗孔と隆線を使った認証アルゴリズムに関する5件の特許申請を行っていましたが、本件が権利化され、申請しておりました全ての特許が権利化されました。

 

フィスコ(3807)

8月31日、「2021 年 12 月期通期業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。情報サービス事業の金融・経済情報配信サービス分野において、直近の業績の動向などから、前回修正時に比べ、個人向けサービスである、「クラブフィスコ」の売上が前期比で引き続き伸長しているほか、フィスコブランドを活かしたサイトの広告収入が、さらに好調に推移していること等から、前回予想を3500万円上回る売上高 11.29億円となる見込みとなり、上方修正しました。営業利益については、売上高の増加に加え、継続的な外注費用等の費用削減施策などにより前回予想を 3400円上回る 1.25 億円の営業利益となる見込みとなり、上方修正しました。経常利益については、株式会社 CAICAが株式交付による株式会社 Zaif Holdings株式の追加取得を行い、同社が当該株式交付に申込み、本日効力発生となるため、当第 3 四半期連結会計期間にZaif HD は同社の持分法適用関連会社から除外されます。これにより、前回予想に含まれていた Zaif HD の持分法による投資利益が減少した事などにより、前回予想を4200万円下回る 2.43億円の見込みとなりました。また、当該株式交付によって、Zaif HD 株式の譲渡対価として、一定の比率で CAICA株式が交付されることに伴い、特別利益 48.53億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は 56.84億円となる見込みとなり、上方修正しました。なお、CAICA および Zaif HD とは、同社が発行する暗号資産フィスココイン(略称FSCC)を取り扱う暗号資産交換所「Zaif Exchange」を始め、暗号資産分野における営業促進の連携、新規製品の共同マーケティング、ソフトウェア等の共同開発・共同研究、人材の相互交流等、暗号資産ビジネスの強化などの協力体制は継続しており、同社としても FSCC 経済圏の拡大および FSCC の価値向上を通じてフィスコの企業価値の向上を目指します。

 

相場観

9月1日の日経平均は前日比361.48円(1.29%)高の28451.02円と、大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(1日現在27942.65円)、25日移動平均線(同27705.84円)を上回っています。そして、75日移動平均線(同28292.47円)、200日移動平均線(同28281.96円)共に9月1日に上回りました。なお、9月2日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比60円高の28550円、高値は2日03時00分の28660円、安値は1日22時22分の28460円でした。9月1日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は99.30と前日の99.37から低下しました。新高値銘柄数は104、新安値銘柄数は4でした。また、9月1日現在のMACD(12日-26日)はマイナス0.25と前日のマイナス63.30から上昇し、シグナル(9日)はマイナス137.86と前日のマイナス159.30から上昇しました。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は137.61と前日の96.00から上昇し、「買い」を継続しました。これは8月25日に「買い」転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

1日のNYダウは3日続落し、前日比48.20ドル安の35312.53ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は反発、同50.146ポイント高の15309.381ポイントと、過去最高値を更新しました。8月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)は前月比37万4000人増と市場予想の60万人増を大幅に下回りました。これで、景気敏感や消費関連株の一角が売られました。一方、雇用回復の遅れは金融緩和の長期化につながるとの見方から、ハイテク株は買われました。

 

日経平均に関しては、自民党役員の刷新人事や「9月衆院解散」観測を受け、昨日、大幅高となりました。菅首相は1日午前、記者団の取材に「解散できる状況ではない」と9月の解散観測や総裁選の先送りを否定したものの、買いが優勢でした。これに関して、1日付け日経速報ニュースは、「海部俊樹政権が実施した1990年以来、過去約30年の間に衆院の解散総選挙は10回実施され、解散実施日から総選挙の投開票日までの選挙期間中に株価はほぼ間違いなく上昇してきた。この間に株価が上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした日経平均の勝率は「10勝0敗」と100%に達する。東証株価指数(TOPIX)も「9勝1敗」だ。これほど強いアノマリーは、市場全体を見渡してもあまりない。」と指摘しています。それはともかく、本日の日経平均も堅調に推移する見通しです。想定レンジは28500円±300円程度です。

 

物色面では、「選挙」関連銘柄に注目しています。なぜなら、菅義偉首相が9月中旬にも衆院解散をするとの観測が浮上したからです。確かに、菅首相が1日午前に「解散できる状況ではない」と発言しました。しかしながら、この秋には間違いなく、自民党総裁選や衆院選が行われます。具体的には、選挙管理システムのパイプドHD(3919)、投票用紙分類機器で最大のシェアを持つムサシ(7521)、投票用紙分類器などの選挙機器を」製造するグローリー(6457)、行動データ分析サービスを強化中のクロスマーケティング(3675)、DMのイムラ封筒(3955)、ネット調査のGMOリサーチ(3695)、選挙対策セミナーのイーガーディアン(6050)、電話世論調査のりらいあコミュニケーションズ(4708)、電話での世論調査サービスなどを手がけるベルシステム24HLD(6183)、音響設備のTOA(6809)、ネット選挙メール配信システムのエイジア(2352)、広報活動支援のプラップジャパン(2449)などに注目しています。

 

また、「アフターコロナ」関連にも注目します。なぜなら、東京都内では1日、新たに3168人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され10日連続で前の週の同じ曜日を下回ったからです。確かに、厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の会合が1日、開かれ、同組織座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は会合後の会見で、首都圏の感染者数は減少していると指摘しつつも、ピークを越えたかについては「もう少し経過を見ないといけない。ワクチンの普及など低下要因があるが、大学の再開など感染を押し上げる要因もある」と述べ、慎重な姿勢を示してはいますが。具体的には、エアトリ(6191)、エイチ・アイ・エス(9603)、オープンドア(3926)、アドベンチャー(6030)、KNTCT(9726)、ベルトラ(7048)、ラウンドワン(4680)、コシダカホールディングス(2157)、鉄人化計画(2404)、ウチヤマホールディングス(6059)、鳥貴族HD(3193)、串カツ田中(3547)、DDHD(3073)、一家DP(9266)、ワタミ(7522)などに注目しています。

 

一方、9月1日の東証マザーズ指数は前日比0.85p(0.07%)高の1136.26pと、小幅に3日続伸しました。5日移動平均線(1日現在1114.90p)、25日移動平均線(同1077.14p)、75日移動平均線(同1131.66p)全て上回っています。一方、200日移動平均線(同1183.18p)は下回っています。出来高は8852万株、売買代金は1688億円でした。8月18日に一時993.29pまで下落し、心理的節目の1000pを割ったことで、「アク抜け」、「底入れ」期待も出たもようです。そして、足元では、運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが優勢となっています。

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