2日の海外動向と本日の相場見通し 人民元相場と上海株に右往左往させられそう
3日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比110円高の21850円、高値は終値、安値は2日16時46分の21670円でした。2日のNYダウは3日続伸、前週末比35.77ドル高の24307.18ドルでした。トランプ大統領が、現時点でWTOの脱退などは考えていないとの趣旨の発言をしたと報じられたことが買い材料になりました。ナスダック総合株価指数も3日続伸し、同57.383ポイント高の7567.687ポイントでした。NY原油先物相場は5日ぶりに反落、WTI期近の8月物は、前週末比0.21ドル安の1バレル73.94ドルでした。トランプ米大統領が6月30日、サウジアラビアのサルマン国王に最大日量200万バレルの増産を要請し「彼は合意した!」とツイッターに投稿したことが売り材料になりました。NY円相場は5日続落、前週末比25銭円安・ドル高の1ドル=110円85~95銭でした。
前日の日経平均は前週末比492.58円(2.21%)安と大幅安でした。2日の米国株式市場が堅調だったこと、また、ドル/円相場も円安気味に推移しているため、本日は多少の戻りを試しそうです。しかし、米中は6日にまず340億ドル分の追加関税を発動する見通しのため、戻りは限定的でしょう。投資家の関心が中国に集中しており、ザラ場中は、人民元相場と上海株式市場の動向に、日本株は右往左往するのでしょう。日経平均の想定レンジは21800円±200円程度です。
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