3月1日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
2月28日の日経平均は前日比50.32円(0.19%)高の26526.82円と、小幅続伸しました。5日移動平均線(28日現在26466.92円)は上回りました。一方、25日移動平均線(同27053.61円)、75日移動平均線(同28180.32円)、200日移動平均線(同28474.64円)全て下回っています。3月1日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比80円高の26640円、高値は3月1日01時28分の26910円、安値は1日04時23分の26490円でした。2月28日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は106.29と前日の105.04から上昇しました。新高値銘柄数は25、新安値銘柄数は17でした。また、2月28日現在のMACD(12日-26日)はマイナス354.96、シグナル(9日)はマイナス277.44でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス77.52でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。
一方、2月28日の東証マザーズ指数は前日比24.40p(3.48%)高の725.76pと、大幅続伸しました。5日移動平均線(28日現在689.92p)を上回っています。一方、25日移動平均線(同744.66p)、75日移動平均線(同926.26p)、200日移動平均線(同1053.53p)全て下回っています。2月28日の東証マザーズの騰落レシオ(25日移動平均)は86.67でした。新高値銘柄数は1、新安値銘柄数は6でした。また、2月28日現在のMACD(12日-26日)はマイナス41.19、シグナル(9日)はマイナス43.96でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス2.77とプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。
28日のNYダウは3日ぶりに反落し、前週末比166.15ドル安の33892.60ドルでした。下げ幅は一時589.44ドルまで広げる場面がありました。ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同56.775ポイント高の13751.399ポイントでした。ロシアとウクライナの代表団が28日に初の停戦協議に臨んだものの、双方が持ち帰って検討することで協議を終えたことは嫌気されました。しかし、年明け以降下げがきつかったハイテク株に押し目買いが入り、相場全体を支えました。
ロシアとウクライナの代表団が2月28日、初めての停戦協議を終えました。双方は、近く次回協議を実施することで合意し、それぞれが結果を持ち帰り、検討を進めるということです。ウクライナ側から出席した大統領府顧問は協議後、次回協議で具体的な協議が始まるとの見方を示したそうです。今後の協議の進展、停戦の実現は相場の下支え要因です。しかしながら、欧米のロシアへの制裁強化が世界経済を冷やしかねないことや、ウクライナ各地ではロシア軍が攻撃を続け、ウクライナ軍との激しい攻防が展開されていることを考慮すると、相場の不透明感が強いため、上値も重そうです。このように、ウクライナ情勢は依然として混沌としていますが、2月24日の25775.64円で当面の底入れを果たした可能性は高そうです。一方、25日移動平均線(2月28日現在27053.61円)は強力な抵抗として機能しそうです。本日の日経平均の想定レンジは26600円±500円程度です。
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