4月14日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
4月13日の日経平均は前日比508.51円(1.93%)高の26843.49円と、3日ぶりに大幅反発しました。5日移動平均線(13日現在26774.87円)を上回りました。一方、25日移動平均線(同26938.08円)、75日移動平均線(同27309.67円)、200日移動平均線(同28169.15円)全て下回っています。4月14日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比40円高の26920円、高値は14日04時47分の26990円、安値は13日21時10分の26650円でした。13日の騰落レシオ(25日移動平均)は114.67でした。新高値銘柄数は18、新安値銘柄数は93でした。また、13日現在のMACD(12日-26日)は27.12、シグナル(9日)は237.73でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス210.60でした。これは4月6日にマイナス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。
13日のNYダウは3日ぶりに反発し、前日比344.23ドル高の34564.59ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発し、同272.015ポイント高の13643.587ポイントでした。デルタ航空が13日、旅客需要の増加から4~6月期の業績回復の見通しを示したことで、デルタ航空のみならず、他の旅行・レジャー関連銘柄にも買いが広がりました。
13日のNY債券市場で長期債相場は続伸しました。米10年物国債利回りは前日比0.02%低い2.70%でした。3月の米CPIは前年同月比8.5%上昇と約40年ぶりの高い伸びとなったものの、物価の基調をみるうえで重視されるエネルギー・食品を除くコア指数は前月比の伸び率が0.3%と前月の0.5%から縮小し、市場予想の0.5%も下回りました。このため、市場ではインフレのピークアウト観測が囁かれています。これが米債券買い、高PERのグロース株買いにつながっているようです。とはいえ、米国では、3月のFOMC議事要旨で明らかになった月950億ドルの資産圧縮やFRB高官のタカ派発言などを受け、米長期金利は高止まりしています。13日のTOPIXの終値は1890.06ポイントと、3月のTOPIXの月中平均1885.51ポイントを再び上回ってきました。この1885.51ポイントを上回っている状況では、新年度入りした国内機関投資家からの利益確定売りが出易くなったと考えます。よって、日経平均の上値は引き続き重そうです。想定レンジは26900円±300円程度です。その一方、昨日の大幅高で自律反発機運が強まったため、目先は、3月16日と17日とで空けた窓(25824.94円~26152.89円)埋めを意識する必要はなさそうです。一方、上値メドに関しては、3月25日の28338.81円から4月12日の26304.08円までの下げ幅2034.73円の半値戻しの27321.45円が意識されそうです。ちなみに、75日移動平均線は13日現在27309.67円です。
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