7月6日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
7月5日の日経平均は前日比269.66円(1.03%)安の26423.47円と、大幅に2日続伸しました。5日移動平均線(5日現在26342.11円)を上抜きました。一方、25日移動平均線(同26863.90円)、75日移動平均線(同26955.97円)、100日移動平均線(同26816.40円)、200日移動平均線(同27790.68円)全て下回っています。7月6日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比120円安の26220円、高値は5日16時30分の始値26340円、安値は5日22時31分の25900円でした。5日の騰落レシオ(6日移動平均)は109.27でした。新高値銘柄数は53、新安値銘柄数は4でした。また、5日現在のMACD(12日-26日)はマイナス178.86、シグナル(9日)はマイナス175.14でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス3.72でした。これは7月4日にマイナス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、5日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「1つ」(前日は2つ)、「大底確認10項目」のうち「1つ」(前日も1つ)が点灯している状況です。
5日のNYダウは反落し、前営業日の1日比129.44ドル安の30967.82ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は続伸し、同194.393ポイント高の11322.238ポイントでした。米原油先物相場が大幅安となり資源や金融など景気敏感株が売られました。一方、米長期金利の低下を受けて、高PERのハイテク株が買われました。
5日のナスダック高は、本日の日経平均にポジティブです。しかしながら、昨日の日経平均は大幅続伸したものの、25日移動平均線を下回ったままです。つまり、短期需給は悪化したままです。その一方で、昨日5日移動平均線を上回りました。これはポジティブ材料です。しかし、5日移動平均線が下向きを継続しています。なお、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が6月29日の26804.60円を上回る必要があります。現時点で、そこまで上昇する材料が見当たりません。このため、本日の5日移動平均線は下降を継続するでしょう。5日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.53(2.31%)安の22.46でした。下値不安はやや後退したようです。本日の日経平均の想定レンジは前日終値26423.47円±400円程度です。ナスダック高は追い風ですが、ETF分配金資金捻出売り懸念もあり、日経平均の上値は重そうです。
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