8月30日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
8月29日の日経平均は前週末比762.42円(2.66%)安の27878.96円と、3日ぶりに大幅に反落しました。5日移動平均線(29日現在28353.11円)及び25日移動平均線(同28245.48円)共に下回りました。一方、75日移動平均線(同27312.26円)、100日移動平均線(同27198.91円)、200日移動平均線(同27526.69円)全て上回り続けています。30日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比110円高の28020円、高値は30日01時52分の28150円、安値は29日18時48分の27880円でした。29日の騰落レシオ(6日移動平均)は73.31%でした。新高値銘柄数は21、新安値銘柄数は18でした。また、29日現在のMACD(12日-26日)は258.88、シグナル(9日)は410.55でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス151.66でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、29日時点の当社の「大底確認10項目」のうち「3つ」(前日は2つ)が点灯している状況です。
8月29日のNYダウは続落し、前週末比184.41ドル安の32098.99ドルでした。ナスダック総合株価指数も続落し、同124.041ポイント安の12017.669ポイントでした。ジャクソンホール会議での講演で、パウエル議長がインフレ抑制について「やり遂げるまでやり続けなければならない」と述べたことが引き続き嫌気されました。
本日の日経平均については、29日の米国株安はネガティブです。しかしながら、29日のNY円相場は続落し、前週末比1円10銭円安・ドル高の1ドル=138円70~80銭で取引を終えました。この円安はポジティブです。また、WTI期近の10月物は前週末比3.95ドル(4.2%)高の1バレル97.01ドルでした。この原油先物高も、資源関連銘柄の株価押し上げ要因です。昨日の大幅下落を受け、リバウンド期待の買いや、売り方の利益確定の買い戻しも見込めるでしょう。しかしながら、日経平均の5日移動平均線自体は22日に下向きに転じたままです。なお、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月23日の28452.75円を上回る必要があります。ハードルは高いです。29日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前週末比2.70(14.42%)高の21.42でした。本日の日経平均の想定レンジは29日終値27878.96円±400円程度です。
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