9月1日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

8月31日の日経平均は前日比104.05円(0.37%)安の28091.53円と、反落しました。5日移動平均線(31日現在28257.29円)、25日移動平均線(同28282.78円)を下回っています。一方、75日移動平均線(同27356.43円)、100日移動平均線(同27206.54円)、200日移動平均線(同27511.09円)全て上回り続けています。9月1日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比270円安の27850円、高値は8月31日22時48分の28080円、安値は9月1日03時44分の27810円でした。31日の騰落レシオ(6日移動平均)は105.34%でした。新高値銘柄数は63、新安値銘柄数は8でした。また、31日現在のMACD(12日-26日)は180.82、シグナル(9日)は347.69でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス166.86でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、31日時点の当社の「大底確認10項目」のうち「2つ」(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

8月31日のNYダウは4日続落し、前日比280.44ドル安の31510.43ドルでした。ナスダック総合株価指数も4日続落し、同66.933ポイント安の11816.203ポイントでした。31日は、クリーブランド連銀のメスター総裁が講演で「来年の早い時期までに政策金利を4%を超える水準に引き上げる必要がある。来年の利下げ転換はないだろう」と発言したことが、嫌気されました。前日30日には、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が30日、「(イベントで金融引き締めについて)来年まで続ける」、「(実質金利について)プラスにする必要がある」と述べています。

 

本日の東京株式市場については、8月31日の米国株安はネガティブです。しかしながら、外国為替市場での円安基調の継続は、我が国外需企業にポジティブです。また、岸田文雄首相は8月31日に記者会見で、新型コロナウイルスの水際対策の緩和で入国者数の上限を9月7日から5万人に引き上げると表明し、「すべての国を対象に添乗員を伴わないパッケージツアーによる入国を可能にするなど、さらなる緩和をする」と述べました。これはインバウンド関連銘柄に追い風です。とはいえ、9月2日に8月の米雇用統計の発表が予定されているため、様子見ムードが強い1日となりそうです。一方、日経平均については、テクニカル的に、5日移動平均線自体は8月22日に下向きに転じたままです。5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月25日の28479.01円を上回る必要があります。ハードルは高いです。8月31日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.17(0.85%)安の19.91でした。本日の日経平均の想定レンジは8月31日終値28091.53円±400円程度です。

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