9月28日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

9月27日の日経平均は前日比140.32円(0.53%)高の26571.87円と、4日ぶりに反発しました。5日移動平均線(27日現在27031.76円)、25日移動平均線(同27867.75円)、75日移動平均線(同27462.33円)、100日移動平均線(同27328.24円)、200日移動平均線(同27376.46円)全て下回っています。9月28日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比120円安の26200円、高値は27日16時30分の26460円、安値は28日01時20分の26040円でした。27日の騰落レシオ(6日移動平均)は59.96%でした。新高値銘柄数は9、新安値銘柄数は84でした。また、27日現在のMACD(12日-26日)はマイナス297.62、シグナル(9日)はマイナス83.04でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス214.58でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は8日です。ちなみに、27日時点の当社の「大底確認10項目」のうち「6つ」(前日は7つ)が点灯している状況です。

 

27日のNYダウは6日続落し、前日比125.82ドル安の29134.99ドルと、年初来安値を3営業日連続で更新しました。S&P500種株価指数も6日続落し、同7.75ポイント安の3647.29ポイントと連日で年初来安値を更新しました。27日の米10年物国債利回りが一時3.99%と10年4月以来、12年ぶりの水準に上昇したことが嫌気されました。一方、ナスダック総合株価指数は6日ぶりに反発し、同26.582ポイント高の10829.504ポイントでした。

 

本日の東京株式市場については、27日のNYダウとS&P500種株価指数の下落はネガティブ材料ですが、ナスダック総合株価指数が6日ぶりに反発したことは買い安心材料です。また、本日は9月末権利付き最終日です。本日大引け値、もしくは明日の寄り近辺で、配当再投資による先物買いが入る見通しです。このため、本日の先物の需給は良好です。日経平均については、テクニカル的に、5日移動平均線自体は9月15日に下向きに転じました。5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月20日の27688.42円を上回る必要があります。ハードルは高いです。27日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.65(2.59%)高の24.48でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは27日終値26571.87円±400円程度です。なお、積極的な利上げ観測を背景に英国やドイツなど主要な国債利回りが大幅に上昇し、米国債の売りに波及しています。これはリスクアセットの株式の上値圧迫要因です。このため、日本株に関しては、短期的に売られ過ぎとはいえ、戻りは鈍そうです。

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