9月29日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

9月28日の日経平均は前日比397.89円(1.50%)安の26173.98円と、大幅反落しました。5日移動平均線(28日現在26728.87円)、25日移動平均線(同27762.93円)、75日移動平均線(同27434.70円)、100日移動平均線(同27321.80円)、200日移動平均線(同27368.56円)全て下回っています。9月29日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比550円高の26470円、高値は29日04時49分の26540円、安値は28日16時30分の始値25840円でした。28日の騰落レシオ(6日移動平均)は65.30%でした。新高値銘柄数は8、新安値銘柄数は183でした。また、28日現在のMACD(12日-26日)はマイナス372.52、シグナル(9日)はマイナス131.49でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス241.02でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は8日です。ちなみに、28日時点の当社の「大底確認10項目」のうち「5つ」(前日は6つ)が点灯している状況です。

 

28日のNYダウは7日ぶりに反発し、前日比548.75ドル高の29683.74ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同222.132ポイント高の11051.636ポイントでした。イングランド銀行が、市場の安定化のため、価格の下落が続く長期国債の買い入れを行う緊急措置を発表したことを好感しました。

 

本日の東京株式市場については、英中央銀行のイングランド銀行(BOE)が28日、混乱する市場の安定化に向け、長期国債を一時的に無制限で買い入れる緊急措置を行うと発表したことを好感する見通しです。予定していた国債の売却も延期します。緊急措置は10月14日までで、量的緩和で購入してきた国債の売却は開始時期を来週から10月31日に延期します。これを受け、欧米の金融市場で巻き戻しが発生しています。東京株式市場でも同様の巻き戻しが起こるでしょう。日経平均については、テクニカル的に、5日移動平均線自体は9月15日に下向きに転じました。5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月21日の27313.13円を上回る必要があります。ハードルは高いです。28日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比1.85(7.56%)高の26.33でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは28日終値26173.98円±400円程度です。ただし、BOEの緊急措置はあくまでも時限措置であり、引き締め開始時期の延期です。このため、日経平均はいったん底打ちする格好になるとはいえ、買戻し一巡後の上値は重そうです。

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