10月21日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
10月20日の日経平均は前日比250.42円(0.92%)安の27006.96円と、3日ぶりに反落しました。25日移動平均線(20日現在26985.89円)は上回っています。一方、5日移動平均線(同27057.41円)、75日移動平均線(同27479.06円)、100日移動平均線(同27354.45円)、200日移動平均線(同27238.76円)は下回っています。21日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比20円高の27020円、高値は20日23時22分の27290円、安値は20日16時38分の26940円でした。20日の騰落レシオ(6日移動平均)は115.01%でした。新高値銘柄数は52、新安値銘柄数は22でした。また、20日現在のMACD(12日-26日)はマイナス145.87、シグナル(9日)はマイナス259.37でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は113.50でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、20日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「2つ」(前日は3つ)が点灯している状況です。
20日のNYダウは続落し、前日比90.22ドル安の30333.59ドルでした。ナスダック総合株価指数も続落し、同65.664ポイント安の10614.844ポイントでした。米長期金利が連日で14年ぶりの水準に上昇したことが嫌気されました。また、外国為替市場でドルが対円で32年ぶりに1ドル=150円台に乗せ、ドル高による企業収益への悪影響も懸念されました。ちなみに、米10年物国債利回りは前日比0.10%高い4.23%で取引を終えました。一時は4.24%と2008年6月以来、14年ぶりの高水準を付ける場面がありました。
本日の東京株式市場については、米国株安が嫌気される見通しです。日経平均については、テクニカル的に、5日移動平均線自体は10月18日に上向きに転じました。5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月14日の27090.76円を下回る必要があります。下回る可能性は5分5分とみています。20日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比1.20(5.27%)高の23.99でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは20日終値27006.96円±400円程度です。テクニカル的には、200日移動平均線(20日現在27238.76円)、10月6日の27399.19円などが上値メドとして、意識されるでしょう。なお、20日に英国のトラス首相が辞任を表明したことは、世界の金融市場にポジティブです。その英国では、10月28日までに新首相となる保守党の党首選出、31日に中期財政計画が発表予定です。
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