10月27日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
10月26日の日経平均は前日比181.56円(0.67%)高の27431.84円と、3日続伸しました。5日移動平均線(26日現在27110.91円)、25日移動平均線(同26852.72円)、100日移動平均線(同27351.04円)、200日移動平均線(同27204.32円)を上回っています。一方、75日移動平均線(同27531.42円)は下回っています。27日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比変わらずの27440円、高値は27日00時13分の27620円、安値は27日05時08分の27370円でした。26日の騰落レシオ(6日移動平均)は107.47%でした。新高値銘柄数は58、新安値銘柄数は2でした。また、26日現在のMACD(12日-26日)はマイナス43.65、シグナル(9日)はマイナス163.68でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は120.04でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、26日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「2つ」(前日は3つ)が点灯している状況です。
26日のNYダウは前日比ほぼ変わらずの、前日比2.37ドル高の31839.11ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落し、同228.124ポイント安の10970.992ポイントでした。前日夕に決算を発表したマイクロソフトは7.72%安、アルファベットは9.55%安、ボーイングは8.77%安と、決算内容が嫌気された銘柄群が相場の足を引っ張りました。一方、26日朝にカナダ銀行(中央銀行)が0.5%の利上げを発表し、前回の0.75%から上げ幅を縮めたことで、FRBも今後、カナダ銀行と同様に利上げペースを緩めるとの見方が強まったことは、相場の下支え材料でした。
本日の東京株式市場については、手掛かり材料不足と、前日まで3連騰した反動で、日経平均は膠着する見通しです。日経平均については、テクニカル的に、5日移動平均線自体は10月24日に上向きに転じました。5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月20日の27006.96円を下回る必要があります。高い確率で、5日移動平均線は上向きを維持しそうです。26日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.43(1.80%)安の23.44でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは26日終値27431.84円±400円程度です。テクニカル的には、75日移動平均線(26日現在27531.42円)を終値で上回るか否かに注目しています。外部環境が落ち着いているため、引き続き相場全体の下値は堅そうです。ただし、メタプラットフォームズが26日発表した2022年7~9月期決算では、1株利益は市場予想を下回り、10~12月期の売上高予想も振るわなかったため、時間外取引で株価が下落しています。昨日のマイクロソフト、アルファベットへの市場の反応をみる限り、本日の東京株式市場でも、高PERのグロース株の上値は重くなりそうです。
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