11月11日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
11月10日の日経平均は前日比270.33円(0.98%)安の27446.10円と、続落しました。5日移動平均線(10日現在27552.40円)、75日移動平均線(同27619.82円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同27182.41円)、100日移動平均線(同27349.62円)、200日移動平均線(同27148.40円)は上回っています。11月11日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比540円高の27970円、高値は終値、安値は10日16時30分の27380円でした。11月10日の騰落レシオ(6日移動平均)は100.91%でした。新高値銘柄数は58、新安値銘柄数は23でした。また、11月10日現在のMACD(12日-26日)は130.56、シグナル(9日)は82.36でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は48.20でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、10日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「2つ」(前日も2つ)が点灯している状況です。
10日のNYダウは大幅反発し、前日比1201.43ドル高の33715.37ドルでした。ナスダック総合株価指数も急反発し、同760.972ポイント高の11114.147ポイントと、上昇率は7.35%と2020年3月以来の大きさでした。10月のCPIはエネルギー・食品を除くコア指数が前年同月比6.3%上昇と伸びが9月の6.6%から減速し、市場予想の6.5%を下回りました。これが好感されました。
本日の東京株式市場については、10日の米国株高が好感される見通しです。日経平均については、テクニカル的に、5日移動平均線自体は昨日11月10日に下向きに転じました。5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が11月4日の27199.74円を上回る必要があります。高い確率で上向きに転じるでしょう。11月10日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.84(4.02%)高の21.71でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは10日終値27446.10円±400円程度です。10月の米CPIは市場予想を下回る伸び率にとどまり、FRBが12月にも利上げ幅を0.75%から0.5%に減速するとの観測が強まりました。10日の米10年物国債利回りは急低下し、前日比0.27%低い3.81%で取引を終えました。一時は3.80%と1カ月ぶりの低水準を付ける場面がありました。この米長期金利低下を受け、本日の東京株式市場では、高PERのグロース株への買い戻しが加速しそうです。
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