3月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

1日の日経平均は前日比70.97円(0.26%)高の27516.53円と小幅ながら続伸しました。5日移動平均線(同27388.77円)、25日移動平均線(同27483.62円)、75日移動平均線(同27291.21円)、100日移動平均線(同27259.47円)、200日移動平均線(同27286.06円)全て上回っています。2日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比50円安の27480円、高値は1日16時47分の27560円、安値は2日01時20分の終値27390円でした。1日の騰落レシオ(6日移動平均)は121.06%でした。新高値銘柄数は115、新安値銘柄数は16でした。また、MACD(12日-26日)は93.83、シグナル(9日)は141.33でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス47.50でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は2日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうち「2つ」(前日も2つ)、「天井確認10項目」のうち「1つ」(前日も1つ)が点灯している状況です。

 

1日のNYダウは小幅反発し、前日比5.14ドル高の32661.84ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は続落し、同76.06ポイント安の11379.48ポイントでした。1日発表の2月の米ISM製造業景況感指数が47.7と市場予想の47.6をわずかながら上回りました。これを受け、米10年物国債利回りは一時4.01%と、昨年11月上旬以来となる4%台を付けました。これが株式への逆風となりました。

 

日経平均については、5日移動平均線自体が1日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が2月22日の27104.32円を下回る必要があります。1日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.62(3.78%)安の15.78でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは1日終値27516.53円±400円程度です。

 

本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で1月25日の27395.01円を下回ることが必要です。また、75日移動平均線が2月27日に下向きに転じました。なお、調整が本格化した場合の第1押し目メドは1月23日と1月24日とで空けた窓(26938.28円~27150.43円)埋め水準です。さらに深押しした場合の第2メドは1月20日と1月23日とで空けた窓(26553.53円~26788.76円)埋め水準を想定しています。

 

2月27日が前日比29.52円高、翌28日が同21.60円安、そして3月1日が同70.97円高です。膠着感が非常に強い状況です。売り方買い方の勢力が均衡しているようです。しかしながら、そのバランスが崩れたら、それなりの値幅を伴った変動を警戒しておく必要はあるでしょう。25日移動平均線の向きが下降転換したら、下方向への警戒をより強めておきたいと考えています。

 

調整期間に関しては、市場の一部では、3月9・10日の黒田体制最後の日銀金融政策決定会合でのYCC修正リスクが警戒されています。このため、会合通過でイベントリスクも大幅低下する見通しであることに加え、10日が先物・オプションのメジャーSQなので、需給面からSQ前後での底入れが現時点でのメインシナリオです。

 

なお、植田新体制になっても、決定会合でのYCC修正リスク・撤廃リスクは常に警戒される可能性が高いので、4月27・28日、6月15・16日、7月27・28日、9月21・22日、10月30・31日、12月18・19日前後の日本株は、金融政策変更リスクを警戒して、相当不安定になりそうです。

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