5月15日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

12日の日経平均は前日比261.58円(0.90%)高の29388.30円と続伸しました。5日移動平均線(12日現在29165.98円)、25日移動平均線(同28526.08円)、75日移動平均線(同27902.10円)、100日移動平均線(同27551.24円)、200日移動平均線(同27623.44円)全て上回っています。13日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比150円高の29570円、高値は13日04時57分の29580円、安値は12日16時30分の始値29430円でした。12日の騰落レシオ(6日移動平均)は106.11%でした。新高値銘柄数は246、新安値銘柄数は49でした。また、MACD(12日-26日)は344.18、シグナル(9日)は302.32でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は41.86でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが3つ(前日は2つ)が点灯している状況です。

 

12日のNYダウは5日続落し、前日比8.89ドル安の33300.62ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同43.76ポイント安の12284.74ポイントでした。ミシガン大学が12日に発表した5月の消費者態度指数は57.7と市場予想の63.0を下回り、昨年11月以来の低水準となった一方で、消費者が予想する5年先のインフレ率は3.2%と2011年以来の高水準となったことが嫌気されました。米議会予算局(CBO)が12日に「債務上限が変更されなければ、6月最初の2週間のどこかで政府がすべての債務を支払えなくなる重大なリスクがある」との見解を示したことも悪材料でした。

 

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が5月8日の28949.88円を下回る必要があります。12日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.16(1.02%)高の15.78でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは12日終値29388.30円±400円程度です。

 

4月17日から5月12日まで、25日移動平均線が、17日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で4月5日の27813.26円を下回ることが必要です。ちなみに、4月28日の日経平均は、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化し、5月12日時点でも、これが維持されています。本日以降、日経平均が5日移動平均線を下回るようだと、「短期的な調整入り」のサインとなるかもしれないとみていますが、25日移動平均線が下向きに転じない限り、中期的な強気相場は続くと考えています。

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