7月13日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
霞が関キャピタル(3498)
7月4日、「業績予想の上方修正と配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」を発表しました。これが注目ポイントです。2023年8月期通期連結業績については、売上高は360億円(前回予想比35.8%増)、営業利益は41億円(同28.1%増)、経常利益は38億円(同40.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億円(同8.1%増)に上方修正しました。
2023年8月期見通しに関しては、主にアパートメントホテル事業と物流事業における案件収益の拡大や売却の早期化などの影響により、昨年10月4日に公表した見通しの売上高および利益を大幅に上回る見込みとなりました。アパートメントホテル事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響を保守的に想定していましたが、社会活動の正常化に向けた動きが加速したことにより各案件の収益性が向上しています。
物流事業においては、同社グループが企画・開発をおこなったドライ倉庫について、当初は竣工後一定期間経過後に売却される可能性を考慮した見通しを作成していましたが、想定よりも早期にすべての物件の売却が決定したため、当初予想の売上高および利益を上回ることとなりました。
また、当期の業績予想を踏まえ、2023年8月期の期末配当予想について、1株当たり10円増配の60円とします。
<本日の監視銘柄群>
シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)、セラク(6199)、ケイブ(3760)、エリッツHD(5533)、シーズメン(3083)、ユニバーサルエンターテインメント(6425)
<前日の東京株式市場>
12日の日経平均は前日比259.64円(0.81%)安の31943.93円と反落しました。5日移動平均線(12日現在32299.73円)、25日移動平均線(同32932.06円)を下回っています。一方、75日移動平均線(同30530.42円)は上回っています。13日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比80円高の32030円、高値は13日00時23分の32250円、安値は12日の20時06分の31810円でした。12日の騰落レシオ(6日移動平均)は49.80%でした。新高値銘柄数は42、新安値銘柄数は36でした。また、MACD(12日-26日)は136.12、シグナル(9日)は428.27でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス292.15でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが5つ(前日も5つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
12日のNYダウは3日続伸し、前日比86.01ドル高の34347.43ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続伸し、同158.26ポイント高の13918.96ポイントでした。12日朝発表の6月のCPIが市場予想を下回ったことが好感されました。
<本日の東京株式市場の見通し>
12日の米国株が堅調だったので、本日の東京株式市場も戻りを試すとみてはいますが、円高が上値を圧迫し、戻しは鈍そうです。12日のNY外国為替市場で円が上げ幅を拡大し、一時は1ドル=138円15銭近辺と、5月下旬以来、約1カ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けるなど、急速に円高が進行しています。きっかけは、12日発表の6月のCPIの上昇率が前年同月比3.0%と市場予想の3.1%を下回り、エネルギーと食品を除くコア指数も4.8%と、市場予想の5.0%以下となったことです。これを受け、FRBによる米利上げ長期化への警戒感が弱まり、米10年物国債利回りは一時、前日比0.13%低い3.84%に水準を切り下げるなど、米金利の先高観が急速に後退し、ドルが売られました。
また、日本株の需給面については、6月第4週(26~30日)、海外勢は先物を5013億円売り越しました。現物株との合算では1971億円の売り越しでした。これまでの日本株上昇の牽引役だった海外勢の買いが一服したことに加え、前述の円高進行で、日本株については、中長期的な上昇相場における、健全な調整局面に入ったと可能性が一段と高まったとみています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線自体が5日連続で下降中です。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が7月6日の32773.02円を上回る必要があります。
7月12日に、25日移動平均線が、3日ぶりに上昇に転じました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で6月8日の31641.27円を下回ることが必要です。
7月12日に25日移動平均線が上昇転換したとはいえ、7月10日、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に状態に変化しました。これは、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
12日の東証グロース市場指数は前日比18.03p(1.80%)安の986.13pでした。5日移動平均線(12日現在998.21p)、25日移動平均線(同1027.74p)を下回っています。一方、75日移動平均線(同980.16p)は上回っています。5日移動平均線は、5日連続で下降中です。本日、上向きに転じるには、7月6日の1000.80pを上回る必要があります。25日移動平均線は29日ぶりに下降に転じました。本日上向きに転じるには、6月8日の979.54pを上回る必要があります。
東証グロース市場指数の25日移動平均線が、7月12日に下降転換しました。このため、調整色が強まる見通しです。今後は、下値模索を想定します。
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