7月18日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

日本色材工業研究所(4920)

業績V字回復が注目ポイントです。2024年2月期第1四半期連結累計期間における同社グループの業績は、受注水準は、依然として新型コロナウイルスの感染拡大前を下回るものの、国内・海外の化粧品需要の動向を反映して回復しつつあり、売上高は36.79億円(前年同期比48.3%増)でした。利益面では、引き続きつくば工場第3期拡張等により諸費用が増加している中で、原材料や光熱費、各種経費等の価格上昇の影響も受けていますが、売上高の増収と各種コスト圧縮努力により、営業利益は1.70億円(前年同期は8300万円の損失)、経常利益は1.59億円(前年同期は8200万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.39億円(前年同期は2700万円の損失)でした。

 

化粧品業界においては、メイクアップ製品を中心に、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けていますが、改善の傾向が続いています。国内では、マスク着用が習慣として常態化しており、個人消費はメイクアップ製品を中心に新型コロナウイルスの感染拡大前を下回っていすが、足元では化粧機会は増加、マスク着用も徐々に減り、消費マインドも大きく改善してきている、また、海外においても、新型コロナウイルスの感染は収束の動きを見せており、化粧品需要は回復の傾向にあるものと、会社側は考えています。

 

<本日の監視銘柄群>

古野電気(6814)、エスエルディー(3223)、ベースフード(2936)、ユニバーサルエンターテインメント(6425)、チヨダ(8185)

 

<前日の東京株式市場>

14日の日経平均は前日比28.07円(0.09%)安の32391.26円と小幅に反落しました。5日移動平均線(14日現在32229.56円)、75日移動平均線(同30661.30円)を上回っています。一方、25日移動平均線(同32968.23円)は下回っています。18日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比変わらずの32340円、高値は14日21時39分の32470円、安値は17日の18時49分の32090円でした。14日の騰落レシオ(6日移動平均)は68.34%でした。新高値銘柄数は44、新安値銘柄数は31でした。また、MACD(12日-26日)は82.03、シグナル(9日)は316.94でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス234.92でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

17日のNYダウは6日続伸し、前週末比76.32ドル高の34585.35ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発し、同131.25ポイント高の14244.95ポイントでした。前週発表の6月のCPIなどの物価指標がインフレ鈍化を示したことで、利上げ局面が近く終わるとの期待感から、株式が買われました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

17日の米国株が堅調だったので、本日の東京株式市場も堅調に推移するとみています。日本株の需給面については、6月第4週(26~30日)、海外勢は先物を5013億円売り越しました。現物株との合算では1971億円の売り越しでした。これまでの日本株上昇の牽引役だった海外勢の買いが一服したことに加え、足元の円高進行で、日本株については、中長期的な上昇相場における、健全な調整局面が続いていると考えています。日経平均の戻りメドは、25日移動平均線(14日現在32968.22円)とみています。その一方で、5日移動平均線(同32229.56円)を上回って推移する限り、買い方有利の状況が続くともみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が7日ぶりに上昇に転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が7月10日の32189.73円を下回る必要があります。

 

7月12日に、25日移動平均線が、3日ぶりに上昇に転じ、3日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で6月12日の32434.00円を下回ることが必要です

 

7月12日に25日移動平均線が上昇転換したとはいえ、7月10日、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に状態にいったん変化しました。これは、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

 

14日の東証グロース市場指数は前日比6.54p(0.65%)安の999.78pでした。5日移動平均線(14日現在998.68p)を上回っています。75日移動平均線(同981.26p)も上回っています。一方、25日移動平均線(同1029.44p)は下回っています。5日移動平均線は、7月14日に下降転換しました。本日、上向きに転じるには、7月10日の997.03pを上回る必要があります。25日移動平均線は2日連続で上昇に転じました。本日下向きに転じるには、6月12日の1014.54pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、7月12日に下降転換しました。下降は29日ぶりのことでした。7月13日に再び上昇に転じ、2日連続で上昇したとはいえ、25日移動平均線に関する今後のメインシナリオは「横這い」です。このため、東証グロース市場指数の調整は続く見通しです。ただし、25日移動平均線が下落を鮮明にしていないため、下値不安は大幅に後退しているともみています。

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