7月27日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
きずなホールディングス(7086)
好業績が注目ポイントです。2024年5月期通期連結業績については、売上収益は126.80億円(前期比20.4%増)、営業利益は16.10億円(同36.3%増)、税引前利益は13.90億円(同40.0%増)、当期利益は9.00億円(同28.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は9.00億円(同28.4%増)の見通しです。
同社グループが属する葬儀業界は、高齢化の進展に伴う死亡者数の増加により引き続き需要の増大が見込まれますが、通夜を行わない一日葬や告別式も行わない火葬式など簡素な葬儀の増加や、ウェブサイトで価格比較された葬儀申込の増加等により、顧客当たりの葬儀単価は長期的な低下傾向にあります。COVID-19発生以降は、葬儀の小規模化が更に加速し、その影響は長く継続しました。2023年5月期後半頃よりコロナ影響が徐々に緩和し始め、それに伴い同社葬儀単価も回復傾向にあります。2024年5月期前半はCOVID-19の影響が若干残るものの、期後半に向けて収束に向かうとの想定のもと、業績見通しを策定しています。
<本日の監視銘柄群>
フジオーゼックス(7299)、カーチスHD(7602)、桜護謨(5189)
<前日の東京株式市場>
26日の日経平均は前日比14.17円(0.04%)安の32668.34円と小幅続落しました。25日移動平均線(26日現在32781.45円)を下回っています。一方、5日移動平均線(同32569.31円)、75日移動平均線(同31098.19円)は上回っています。27日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比100円安の32500円、高値は27日03時39分の32630円、安値は26日23時04分の32390円でした。26日の騰落レシオ(6日移動平均)は143.27%でした。新高値銘柄数は93、新安値銘柄数は19でした。また、MACD(12日-26日)は59.70、シグナル(9日)は70.92でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス11.23でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが1つ(前日も1つ)、「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
26日のNYダウは13日続伸し、前日比82.05ドル高の35520.12ドルでした。2022年2月以来の高値で取引を終えました。13連騰は1987年1月以来の長さです。一方、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同17.27ポイント安の14127.28ポイントでした。FRBは26日のFOMCで市場の予想通り0.25%の利上げを決めました。パウエル議長は、物価指標など経済データ次第では「9月会合で再び利上げする可能性もあるし、据え置きを選ぶ可能性もある」との認識を示しました。
<本日の東京株式市場の見通し>
26日の米国株に方向感がありませんでした。このため、本日の日経平均も膠着しそうです。一方、21日、ブルームバーグが、「日銀は現時点でYCC副作用に対応の緊急性乏しいと認識-関係者」と題した記事を報じました。これが日本株の下支え材料になる見通しです。ちなみに、当該報道によれば、「日本銀行は現時点でイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の副作用に緊急に対応する必要性は乏しいとみている。今月に開く金融政決定会合では見直しの是非が議論の対象になるとみられるという。事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった。」とのことです。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は3日ぶりに下落しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が7月20日の32490.52円を上回る必要があります。
25日移動平均線は、6日連続で下降しています。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で6月21日の33575.14円を上回ることが必要です
今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
26日の東証グロース市場指数は前日比2.21p(0.23%)高の983.56pでした。5日移動平均線(26日現在984.13p)、25日移動平均線(同1015.45p)、75日移動平均線(同984.04p)全て下回っています。5日移動平均線は、日連続で下降しました。本日、上向きに転じるには、7月20日の992.53pを上回る必要があります。25日移動平均線は7日連続で下降しています。本日上向きに転じるには、6月21日の1092.99pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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