8月9日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
リリカラ(9827)
好業績が注目ポイントです。8月4日、「2023年12月期第2四半期累計期間の業績予想と実績値との差異及び 通期業績予想の修正並びに配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。2023年12月期通期業績については、売上高は330.0億円(前回予想比7.6%減)に下方修正しましたが、営業利益は12.5億円(同43.7%増)、経常利益は12.0億円(同44.6%増)当期純利益は7.0億円(同59.1%増)に上方修正しました。
2023年12月期の通期業績予想については、新設住宅着工戸数は第3四半期以降も対前年比弱含みで推移すると考えられ、原材料価格の高騰に伴う建築需要の減少等、先行きは極めて不透明な状態が続くと想定しており、売上高の大きな伸長は期待しづらい環境が続くと考えています。一方、売上原価に関しては、仕入価格の改定による売上原価率の上昇を抑えるべく様々な施策を実施し、販売費及び一般管理費についても更なる見直し、削減を行い、以上のことから営業利益、経常利益、当期純利益は当初予想値より増加する見込みとなりました。
当期の期末配当金については、2023年2月10日付けで「1株当たり7円50銭」と公表していましたが、当期の業績予想等を総合的に勘案した結果、「1株当たり12円00銭」とする予定です。
<前日の東京株式市場>
8日の日経平均は前日比122.73円(0.38%)高の32377.29円と3日続伸しました。5日移動平均線(8日現在32338.31円)、75日移動平均線(同31636.88円)は上回っています。一方、25日移動平均線(同32611.91円)は下回っています。8月9日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比変わらずの32290円、高値は9日04時42分の32320円、安値は8日23時23分の32090円でした。8日の騰落レシオ(6日移動平均)は83.35%でした。新高値銘柄数は145、新安値銘柄数は16でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス20.93、シグナル(9日)は73.70でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス94.64でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
8日のNYダウは反落し、前日比158.64ドル安の35314.49ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数も反落し、同110.07ポイント安の13884.32ポイントでした。ムーディーズが、7日夜にM&Tバンクなどを格下げしたほか、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンやステート・ストリートなど大手行の格付けを引き下げ方向で見直すと発表したことが嫌気されました。また、8日発表の7月の中国の貿易統計でドル建ての輸出と輸入の前年同月比の減少率がともに2ケタとなったことも悪材料視されました。
<本日の東京株式市場の見通し>
8日の米国株安が逆風となり、本日の東京株式市場は軟調に推移する見通しです。ただし、32000円以下の水準では、押し目買いや売り方の買戻しが期待できるため、下値は相当堅いともみています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は4日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月2日の32707.69円を上回る必要があります。
25日移動平均線は、4日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月4日の33422.52円を上回ることが必要です
「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整入りしたとみています。
8日の東証グロース市場指数は前日比15.64p(1.59%)安の968.55pでした。5日移動平均線(8日現在977.60p)、25日移動平均線(同993.21p)、75日移動平均線(同986.94p)全て下回っています。5日移動平均線は、2日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月2日の985.85pを上回る必要があります。25日移動平均線は16日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月4日の1039.06pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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