8月24日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

名村造船所(7014)

造船関連のコア銘柄として注目します。2024年3月期第1四半期連結累計期間の業績は、前年同期比では減収減益でしたが、同期間には工事損失引当金の戻し入れによる80億円強の増益効果や海外子会社の2隻の竣工時売船による約100億円の増収効果と約13億円の増益効果がありました。2024年3月期第1四半期の連結業績については、売上高は298.13億円(前年同四半期比17.5%減)、営業利益は28.74億円(同63.2%減)、経常利益は急激な円安の進行により多額の為替差益が発生したこともあって53.24億円(同44.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は44.15億円(同53.8%減)でした。橋桁落下事故に伴う損失を2024年3月期に計上する見込みで精査中であり当第1四半期では計上していませんが、業績への重大な影響が認められる場合には速やかに発表する方針です。なお、当第1四半期連結会計期間末の受注残高は2514.41億円(前年同期比29.7%増)です。

 

<前日の東京株式市場>

23日の日経平均は前日比153.55円(0.48%)高の32010.26円と3日続伸しました。5日移動平均線(23日現在31701.87円)を上回っています。一方、25日移動平均線(同32359.45円)、75日移動平均線(同32061.63円)は下回っています。8月24日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比230円高の32200円、高値は終値の32200円、安値は23日22時32分の31830円でした。23日の騰落レシオ(6日移動平均)は94.52%でした。新高値銘柄数は92、新安値銘柄数は21でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス220.03、シグナル(9日)はマイナス160.53でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス59.50でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

23日のNYダウは3日ぶりに反発し、前日比184.15ドル高の34472.98ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同215.16ポイント高の13721.03ポイントでした。8月の米PMI(速報値)は総合で50.4と、好不況の境目とされる50割れに近づき、半年ぶりの低さとなったことで、米10年物国債利回りは前日比0.13%低い4.19%で取引を終えました。この長期金利の低下が好感されました。なお、エヌビディアが23日夕に発表した2023年5~7月期決算は、市場予想以上となり、時間外取引で株価は大幅高となっています。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

23日の米国株高に加え、エヌビディアの好決算を追い風に、本日の日経平均は堅調に推移する見通しです。ただし、25日にはパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演を控えているため、買い一巡後は、売り買いともに手控えられ、様子見ムードが強まるとみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は8日ぶりに上昇に転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が8月17日の31626.00円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、14日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月19日の32896.03円を上回ることが必要です

 

「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整が継続しているとみています。

 

23日の東証グロース市場指数は前日比12.93p(1.38%)高の953.27pでした。5日移動平均線(23日現在933.70p)は上回っています。一方、25日移動平均線(同968.17p)、75日移動平均線(同985.88p)は下回っています。5日移動平均線は、12日ぶりに上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、8月17日の921.48pを下回る必要があります。25日移動平均線は26日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月19日の1006.56pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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