8月28日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)

インバウンド関連の小型株として注目します。同社グループは、ホテル事業においては、東京都心や千葉県市川市、浦安市内において、ビジネスホテル及びユニット型ホテルを運営しています。

 

ちなみに、7月12日、業績上方修正を発表しました。2024年2月期第1四半期では、ホテル事業において、昨年の秋以降、新型コロナウイルス感染症による各種規制が緩和され、経済活動の正常化が加速したことで、出張やレジャーなどの人流の動きがコロナ禍前の水準まで戻ってきたことに加え、インバウンド需要の急速な回復や、『全国旅行支援』が3月以降も期間を延長して実施された影響により、各施設の稼働率、客室単価の改善が進み、売上高、利益ともに想定を大幅に上回る数値で推移しました。また、第2四半期以降も、新型コロナウイルス感染症が指定感染症5類へ移行されたことや、インバウンド需要のさらなる回復などにより、国内の宿泊需要は拡大傾向が継続することが期待されます。

 

2024年2月期通期連結業績は、営業総収入は71.81億円(前期比3.7%増)、営業利益は3.14億円(同287.7%増)、経常利益は2.81億円(同497.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2.02億円(前期は1300万円の損失)の見通しです。

 

<前日の東京株式市場>

25日の日経平均は前日比662.93円(2.05%)安の31624.28円と5日ぶりに大幅反落しました。5日移動平均線(25日現在31868.82円)、25日移動平均線(同32300.45円)、75日移動平均線(同32135.58円)全て下回っています。8月26日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比230円高の31860円、高値は26日04時24分の31890円、安値は25日23時59分の31610円でした。25日の騰落レシオ(6日移動平均)は131.85%でした。新高値銘柄数は67、新安値銘柄数は11でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス198.89、シグナル(9日)はマイナス188.89でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス10.00でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが1つ(前日も1つ)、「天井確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

25日のNYダウは反発し、前日比247.48ドル高の34346.90ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数も反発し、同126.67ポイント安の13590.65ポイントでした。ジャクソンホール会議でのパウエル議長FRBの講演内容は、市場が概ね想定した内容だったと受け止められ、株式が買い戻されました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

25日の米国株高を好感した買いが先行し、本日の日経平均は堅調に推移する見通しです。ただし、買い一巡後は、 31日に中国の8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表され、9月1日には8月の米雇用統計が発表される予定のため、戻った場面では、利食い売りや、やれやれ売りが出る見通しです。おそらく、相場の方向性が出るのは、夏季休暇明けの海外勢が本格的に市場に回帰する、9月4日のレイバーデー明けになるとみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は3日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が8月21日の31565.64円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、16日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月21日の32304.25円を上回ることが必要です

 

「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整が継続しているとみています。

 

25日の東証グロース市場指数は前日比2.74p(0.29%)高の952.86pでした。5日移動平均線(25日現在947.17p)は上回っています。一方、25日移動平均線(同964.33p)、75日移動平均線(同985.61p)は下回っています。5日移動平均線は、3日連続で上昇しています。本日、下向きに転じるには、8月21日の939.25pを下回る必要があります。25日移動平均線は28日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月21日の978.76pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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