8月29日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

 

<本日の注目銘柄>

スマサポ(9342)

8月23日、「株式会社リクルートとの業務提携に関するお知らせ」を発表しました。これが注目ポイントです。同社は、不動産情報サイト『SUUMO』を提供するリクルートとの業務提携を決定しました。本提携により、不動産管理会社は「申込サポートby SUUMO」を利用することにより、物件申込時の手続きをデジタルに行いつつ、入居者に対しては「スマサポサンキューコール」により電気やガスなど自分に合ったライフライン手続きのサポートを管理会社から無料で受けることができます。

 

なお、同社は、8月9日、「通期業績予想の下方修正に関するお知らせ」を発表しています。2023年9月期通期業績については、売上高は19.32億円(前回予想比33.5%減)、営業損失は1.54億円(前回予想は1.90億円の利益)、経常損失は1.65億円(前回予想は1.85億円の利益)、当期純利益は未定(前回予想は1.40億円の利益)に下方修正しました。売上高については、入居者アプリtotonoの契約社数は堅調に推移したものの、スマサポサンキューコールの大東建託パートナーズへのサービス開始が遅れたことにより当初の予想を下回ることとなりました。この遅延の要因は、顧客情報の連携にあたり、当初は個別の提供を想定していましたが、中長期的にみてシステムを構築して連携を行った方が効率的であるという判断に基づき、システム構築を行ったためです。本サービスは2023年8月より開始されています。この結果、大東建託パートナーズ株式会社への売上予想は当初予定していた6.30億円から3000万円になる見込みです。それに加えて、大東建託パートナーズとの連携を最優先に進めることとしたため、スマサポサンキューコールのコールスタッフ数や事務処理能力等を勘案し、新規獲得活動を控えていたことから、新規取引会社数に関しても、当初予定より下回っています。営業利益、経常利益については、上記の大東建託パートナーズへの売上が計上されていない期間においてもサンキューコールを受注する体制は整えていたため、経費が先行してかかる状態になりました。

 

<前日の東京株式市場>

28日の日経平均は前週末比545.71円(1.73%)の32169.99円と大幅反発しました。5日移動平均線(28日現在31989.69円)は上回っています。一方、25日移動平均線(同32295.08円)、75日移動平均線(同32176.16円)は下回っています。8月29日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比130円高の32300円、高値は29日05時39分の32320円、安値は28日18時16分の32110円でした。28日の騰落レシオ(6日移動平均)は211.89%でした。新高値銘柄数は178、新安値銘柄数は6でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス168.15、シグナル(9日)はマイナス197.93でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は29.79でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが4つ(前日は2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

28日のNYダウは続伸し、前週末比213.08ドル高の34559.98ドルでした。ナスダック総合株価指数も続伸し、同114.49ポイント高の13705.13ポイントでした。ジャクソンホール会議でのパウエル議長FRBの講演内容は、市場が概ね想定した内容だったと受け止められ、引き続き、株式が買い戻されました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

28日の米国株高を好感した買いが先行し、本日の日経平均は堅調に推移する見通しです。ただし、買い一巡後は、 31日に中国の8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表され、9月1日には8月の米雇用統計が発表される予定のため、戻った場面では、利食い売りや、やれやれ売りが出る見通しです。おそらく、相場の方向性が出るのは、夏季休暇明けの海外勢が本格的に市場に回帰する、9月4日のレイバーデー明けになるとの見通しに変更はありません。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は4日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が8月22日の31856.71円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、17日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月24日の32700.94円を上回ることが必要です

 

「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整が継続しているとみています。

 

28日の東証グロース市場指数は前週末比3.09p(0.32%)高の955.95pでした。5日移動平均線(28日現在950.51p)は上回っています。一方、25日移動平均線(同963.42p)、75日移動平均線(同985.54p)は下回っています。5日移動平均線は、4日連続で上昇しています。本日、下向きに転じるには、8月22日の940.34pを下回る必要があります。25日移動平均線は29日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月24日の984.43pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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