9月8日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
東日本旅客鉄道(9020)
好業績が注目ポイントです。2024年3月期第1四半期については、売上高は6294.72億円(前年同四半期比12.9%増)、営業利益は801.76億円(同99.0%増)、経常利益は674.90億円(同159.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は448.13億円(同136.8%増)でした。鉄道、エキナカ、ホテル・SCの需要回復により、営業収益は3期連続の増収でした。増収に伴い、全ての利益が増益でした。全てのセグメントが増収増益でした。運輸事業は、鉄道運輸収入が定期外収入を中心に増加したことなどにより増収増益でした。流通・サービス事業は、エキナカ店舗の売上が増加したことなどにより増収増益でした。不動産・ホテル事業は、ホテルやSCの売上が増加したことなどにより増収増益でした。その他は、ICカード事業関連の売上が増加したことなどにより増収増益でした。
2024年3月期の連結業績見通しについては、当第1四半期決算等を踏まえ検討した結果、2023年4月27日発表の通期の予想から変更していません。2024年3月期(予想)は、中間配当(1株当たり)55円 、期末配当(1株当たり)55円です。
<前日の東京株式市場>
7日の日経平均は前日比249.94円(0.75%)安の32991.08円と9日ぶりに反落しました。5日移動平均線(7日現在32983.73円)、25日移動平均線(同32256.67円)、75日移動平均線(同32439.09円)全て上回っています。8日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比90円安の32680円、高値は7日18時35分の32840円、安値は7日23時33分の32570円でした。7日の騰落レシオ(6日移動平均)は177.25%でした。新高値銘柄数は314、新安値銘柄数は4でした。また、MACD(12日-26日)は177.03、シグナル(9日)は1.77でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は175.26でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが5つ(前日は7つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
7日のNYダウは3日ぶりに反発し、前日比57.54ドル高の34500.73ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日続落し、同123.64ポイント安の13748.83ポイントでした。中国政府が政府系機関や国有企業に対しても「iPhone」の使用を禁じることを計画していると米ブルームバーグ通信が7日伝えたことで、アップル株が続落し、ハイテク株が連れ安しました。また、週間の米新規失業保険申請件数が21万6000件と、市場予想の23万件を下回ったことも悪材料でした。
<本日の東京株式市場の見通し>
7日の米国株でナスダックが軟調で、日経平均は6日まで8日続伸したこともあり、過熱を冷ます調整日となりそうです。株価指数先物・オプション9月物は本日、SQ算出を迎えます。SQ通過後は、SQ値を睨みながらの値動きとなり見通しです。基本的には、グロース株が売られ、バリュー株が買われる結果、相場全体としては、上値は重いながらも、下値も堅いとみています。また、9月の配当権利取りの動きが続くともみています。高配当利回り・低PBR・低PERの内需系大型株が物色の中心でしょう。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は12日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が9月1日の32710.62円を下回る必要があります。
25日移動平均線は、3日ぶりに反発しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月3日の32159.28円を下回ることが必要です
9月7日に、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になったので、調整は終了したとみています。「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識します。
7日の東証グロース市場指数は前日比14.21p(1.45%)安の967.07pでした。5日移動平均線(7日現在973.99p)、75日移動平均線(同988.06p)は下回っています。一方、25日移動平均線(同959.66p)は上回っています。5日移動平均線は、12日ぶりに下降か転換しました。本日、上向きに転じるには、9月1日の969.44pを上回る必要があります。25日移動平均線は37日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月3日の973.05pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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