9月13日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

沖電気工業(6703)

信越化学工業(4063)と共同で、信越化学が独自改良したQST基板から沖電気工業(OKI)のCFB技術を用いてGaN(窒化ガリウム)機能層のみを剥離し、異種材料基板へ接合する技術の開発に成功しました。これが注目ポイントです。本技術によりGaNの縦型導電が可能となり、大電流を制御できる縦型GaNパワーデバイスの実現と普及に貢献します。今後両社は、GaNデバイスを製造するお客とのパートナーリングにより、社会実装可能な縦型GaNパワーデバイスの開発を進めます。

 

2024年3月期第1四半期連結累計期間の業況は、売上高は815億円(前年同期比34億円、4.3%増加)となりました。部材調達難による生産減影響が改善したため、増収となりました。利益面については、増収によるプラスに対して、前期調達部材によるコスト増の影響や人件費の増加があったものの、中国向けATM債権に対する貸倒引当金戻入額を43億円計上したことにより、営業損失は0億円(同30億円改善)となりました。経常損失は、支払利息の増加などにより、3億円(同28億円改善)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、2億円(同30億円改善)となりました。

 

<前日の東京株式市場>

12日の日経平均は前日比308.61円(0.95%)高の32776.37円と4日ぶりに反発しました。5日移動平均線(12日現在32816.61円)は下回っています。一方、25日移動平均線(同32306.45円)、75日移動平均線(同32511.77円)は上回っています。13日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比60円安の32560円、高値は13日02時34分の32680円、安値は12日17時07分の32500円でした。12日の騰落レシオ(6日移動平均)は94.65%でした。新高値銘柄数は209、新安値銘柄数は21でした。また、MACD(12日-26日)は138.72、シグナル(9日)は95.63でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は43.09でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが1つ(前日も1つ)、「大底確認10項目」のうちが1つ(前日も1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

12日のNYダウは4日ぶりに反落し、前日比17.73ドル安の34645.99ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同144.28ポイント安の13773.62ポイントでした。12日のWTI期近の10月物は、一時は1バレル89.37ドルと期近物として昨年11月中旬以来の高値を付ける場面がありました。この原油先物高が嫌気されました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

12日の米国株が軟調なこともあり、本日の日経平均は「軟調なもみあい」となる見通しです。8月の米CPIの発表を日本時間21時30分に控え、上値を追うことは難しいとみています。また、米東部時間12日午後に新型スマホの「iPhone(アイフォーン)15」シリーズを発表したアップルが、前日比3.06ドル(1.71%)安の176.30ドルで取引を終えたことで、アップル関連の電子部品セクターは弱い動きとなりそうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は3日連続で下降しています。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月6日の33241.02円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、4日連続で上昇しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月8日の32377.29円を下回ることが必要です

 

今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識する予定です。それまでは、「現状のもみあい」は、「上昇トレンドの中での押し目」とみています。

 

123日の東証グロース市場指数は前日比3.34p(0.35%)高の949.03pでした。5日移動平均線(12日現在961.07p)、25日移動平均線(同956.60p)、75日移動平均線(同988.62p)全て下回っています。5日移動平均線は、4日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、9月6日の981.28pを上回る必要があります。25日移動平均線は40日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月8日の968.55pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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