9月15日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

オプトラン(6235)

光学薄膜装置分野の世界市場においては、技術面でスマートフォンの機能高度化、自動車のインストルメントパネルのタッチパネル化、ヘッドアップディスプレイ、自動運転に伴うセンサ・カメラ機能の拡充、AR/VRスマートグラス用光学部品とマイクロディスプレイ等の応用範囲拡大、さらにはBAW/SAWやRFフィルタ等の通信デバイス関連、太陽電池、リチウム電池、パワーデバイス等の新エネルギー分野も加わり、事業機会は拡大を続けています。また、顧客の中国一極集中リスクを回避するため、中国以外への生産拠点の分散化による工場建設等に伴い、新たな成膜装置のニーズが生まれています。これらが注目ポイントです。

 

このような状況の下、2023年12月期第2四半期の業績については、売上高は、スマートフォンカメラモジュール、自動車、AR/VR、LED向け装置販売が好調であったことにより、前年同期比で増収となりました。利益面では、利益率の高いALD装置販売の貢献、調達コスト削減や作業効率改善等の原価改善活動の取り組みにより、営業利益は前年同期比で増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、為替予約締結によるデリバティブ評価損の計上があったものの、法人税等の減少により、前年同期比で増益となりました。受注高は、顧客ニーズがズレ込んだ影響もあり、前年同期比で減少であったものの、自動車向け、スマートフォン向けが堅調に推移しました。その結果、受注高は156.48億円(前年同期比42.1%減)、売上高は209.24億円(前年同期比54.9%増)、営業利益は66.62億円(前年同期比102.3%増)、経常利益は42.63億円(前年同期比4.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34.70億円(前年同期比18.9%増)となりました。

<前日の東京株式市場>

14日の日経平均は前日比461.587円(1.41%)高の33168.10円と大幅に反発しました。5日移動平均線(14日現在32745.12円)、25日移動平均線(同32358.17円)、75日移動平均線(同32555.94円)全て上回っています。15日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比220円高の33200円、高値は終値、安値は14日17時26分の32920円でした。14日の騰落レシオ(6日移動平均)は90.28%でした。新高値銘柄数は231、新安値銘柄数は13でした。また、MACD(12日-26日)は165.63、シグナル(9日)は135.41でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は30.22でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが2つ(前日は1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

14日のNYダウは3日ぶりに反発し、前日比331.58ドル高の34907.11ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同112.47ポイント高の13926.05ポイントでした。ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計のアーム・ホールディングスが14日にナスダックに上場しました。初値は56.10ドルと、公開価格の51ドルを上回り、結局、63.59ドルで取引を終えました。この強い値動きが好感されました。また、8月の小売売上高は前月比0.6%増と、市場予想の0.1%増を超えたことも好材料でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

14日の米国株が堅調だったこともあり、本日の日経平均は、堅調に推移する見通しです。前日の上昇で、終値で5日移動平均線(14日現在32745.12円)を上回りました。上回ったので、9月7日の33322.45円からの調整は、11日の32391.69円までの下落で一巡したと考えます。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は5日ぶりに上昇転換しています。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が9月8日の32606.84円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、6日連続で上昇しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月10日の32473.65円を下回ることが必要です

 

今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識する予定です。

 

14日の東証グロース市場指数は前日比3.83p(0.40%)高の951.71pでした。5日移動平均線(14日現在951.32p)は上回っています。一方、25日移動平均線(同954.89p)、75日移動平均線(同988.81p)は下回っています。5日移動平均線は、6日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、9月8日の962.28pを上回る必要があります。25日移動平均線は42日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月10日の968.55pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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