9月19日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ゲオホールディングス(2681)

好業績が注目ポイントです。2024年3月期第1四半期連結累計期間における同社グループの業績は、売上高は1067.25億円(前年同期比31.1%増)、営業利益は57.90億円(前年同期比43.8%増)、経常利益は70.68億円(前年同期比49.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は48.28億円(前年同期比59.1%増)でした。

 

リユース系リユース商材の動向としては、リユース衣料・服飾雑貨は、物価高騰に伴う生活防衛策としてのリユース需要の高まりや、認知拡大により消費者にとって購買時の選択肢の1つになるといった消費スタイルの変化もあり、想定以上に推移した結果、リユース系リユース商材全体の売上は増加しました。メディア系リユース商材の動向としては、旧作ゲームソフトの購入においてもダウンロード版の普及が浸透してきており、リユースゲームソフトの売上は減少傾向となっていましたが、人気ゲームソフトのロングヒットや、新作ヒットタイトルの前作需要創出によりリユースゲームソフトの売上は増加しました。リユースゲーム機器本体は家庭用ゲーム機「PlayStation 5」本体の流通量増加やヒットタイトルに恵まれ、売上が増加しました。また、スマートフォンやタブレット端末等のリユース通信機器については、市場の活性化に加え、新品価格の高騰による節約志向がリユース通信機器の販売に好影響としてあらわれ、メディア系リユース商材全体の売上は増加しました。新品商材の動向としては、昨年末より家庭用ゲーム機「PlayStation 5」本体の供給が改善し、さらに新作タイトルのヒットにも恵まれ、売上は増加しました。また、外国為替相場の大幅な円安進行により、為替差益9.66億円を計上しました。

<前日の東京株式市場>

15日の日経平均は前日比364.99円(1.10%)高の33533.09円と大幅に続伸しました。5日移動平均線(15日現在32930.36円)、25日移動平均線(同32400.54円)、75日移動平均線(同32591.21円)全て上回っています。19日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前週末比230円安の33050円、高値は15日19時27分の33360円、安値は18日23時07分の32930円でした。15日の騰落レシオ(6日移動平均)は113.05%でした。新高値銘柄数は388、新安値銘柄数は19でした。また、MACD(12日-26日)は217.63、シグナル(9日)は154.03でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は63.60でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが4つ(前日は2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

18日のNYダウは小幅反発し、前週末比6.06ドル高の34624.30ドルでした。ナスダック総合株価指数も小幅反発し、同1.90ポイント高の13710.24ポイントでした。15日に全米自動車労組(UAW)のストライキが始まり、自動車大手3社の一部の工場の稼働が止まったことや、原油先物高が上値圧迫要因でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

18日の米国株が小幅ながら反発したことはポジティブですが、15日のダウが288.87ドル安と下落したこともあり、本日の日経平均は、軟調に推移する見通しです。9月7日の33322.45円からの調整は、11日の32391.69円までの下落で一巡したと考えていますが、14日と15日の2日で826.57円(2.53%)上昇した反動が出る見通しです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日連続で上昇しています。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が9月11日の32467.76円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、7日連続で上昇しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月14日の32059.91円を下回ることが必要です

 

今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識する予定です。

 

15日の東証グロース市場指数は前日比2.29p(0.24%)安の949.42pでした。5日移動平均線(15日現在948.74p)は上回っています。一方、25日移動平均線(同954.12p)、75日移動平均線(同988.78p)は下回っています。5日移動平均線は、7日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、9月11日の945.69pを上回る必要があります。25日移動平均線は43日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月14日の955.39pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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