9月28日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

日本取引所グループ(8697)

2023年9月25日、「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが注目ポイントです。2024年3月期通期連結業績については、営業収益は1430億円(前回予想比6.3%増)、営業利益は770億円(同12.4%増)、税引前利益は770億円(同12.4%増)、当期利益は550億円(同10.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は540億円(同10.2%増)に上方修正しました。

 

2023 年4月 27 日に開示した「2023 年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」(「前回開示資料」)に記載した連結業績予想数値の前提となる通期の1日平均の売買代金・取引高について、最近の市況動向を踏まえ、株券等を4兆3000 億円(前回開示資料比 5000億円増)、長期国債先物取引を 33000 単位(同 2000 単位増)、TOPIX 先物取引を 10万6000 単位(同2000 単位増)、日経平均株価先物取引を 19万4000 単位(同 2000 単位減)、日経平均株価指数オプション取引を 270 億円(同5億円増)に見直すこととし、上記のとおり、通期連結業績予想を修正しました。

 

同社は、金融商品取引所グループとしての財務の健全性、清算機関としてのリスクへの備え、同社市場の競争力強化に向けた投資機会等を踏まえた内部留保の重要性に留意しつつ、業績に応じた配当を実施することを基本とし、具体的には、配当性向を 60%程度とすることを目標としています。上記方針のもと、2024 年3月期の1株当たり配当予想について、今回の連結業績予想の修正により親会社の所有者に帰属する当期利益の増額が見込まれることから、第2四半期末31.00円、期末32.00円、合計63.00円に増額修正しました。

 

<前日の東京株式市場>

27日の日経平均は前日比56.85円(0.18%)高の32371.90円と、小幅ながら反発しました。5日移動平均線(27日現在32467.80円)、25日移動平均線(同32642.17円)、75日移動平均線(同32663.06円)全て下回っています。28日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比80円安の32070円、高値は27日17時11分の32260円、安値は28日02時41分の31910円でした。27日の騰落レシオ(6日移動平均)は81.01%でした。新高値銘柄数は58、新安値銘柄数は30でした。また、MACD(12日-26日)は31.98、シグナル(9日)は150.31でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス118.33でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

27日のNYダウは続落し、前日比68.61ドル安の33550.27ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発し、同29.24ポイント安の13092.85ポイントでした。長期金利の上昇と、原油先物高が悪材料視されました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

27日、米10年物国債利回りは、一時4.64%と2007年10月以来ほぼ16年ぶりの高水準を付ける場面がありました。また、WTI期近の11月物は、一時1バレル94.17ドルと、昨年8月下旬以来およそ1年1カ月ぶりの高値を付ける場面がありました。これらが米国株の上値を圧迫しました。このため、本日の日経平均は、売り先行で軟調に推移する見通しです。ですが、NY円相場は一時1ドル=149円71銭と昨年10月以来ほぼ11カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けるなど、円安が進行中です。これは日本株の下支え要因となるでしょう。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は5日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月21日の32571.03円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、14日連続で上昇しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月23日の32010.26円を下回ることが必要です

 

今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識する予定です。

 

27日の東証グロース市場指数は前日比9.95p(1.07%)高の939.98pでした。5日移動平均線(27日現在932.56p)を上回りました。一方、25日移動平均線(同954.28p)、75日移動平均線(同984.58p)共に下回っています。5日移動平均線は、6日ぶりに上昇転換しました。本日、下向きに転じるには、9月21日の916.43pを下回る必要があります。25日移動平均線は2連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、8月23日の953.27pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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