10月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

エコモット(3987)

2021年8月期から「新・中期経営ビジョン」に基づく事業展開を開始していることが、注目ポイントです。具体的には、KDDI(9433)との連携強化による「KDDI IoTクラウドStandard」の案件増や大型案件の共同受注、株式会社ユアスタンドとの業務・資本提携によるEV充電スタンドの拡販、株式会社プレステージ・インターナショナルのグループ企業である株式会社プレミア・エイドとの合弁会社「株式会社プレミア・ブライトコネクト」におけるモビリティサービスの協業、及びエコモットが培った「蓄電池技術」と新たに開発に着手した「蓄電池の充放電監視システム」を用いた事業を行う子会社の株式会社パワーでんきイノベーション設立により、新たなマーケットの展開にも注力し、各ソリューションにおける市場シェア拡大を図っています。

 

また、エコモットは、「専門メーカーとエコモットで実現する新しい未来常識」の創出を目指し、2023年3月27日に積水樹脂(4212)と資本業務提携契約を締結しました。積水樹脂の交通・景観分野における技術力・提案力と、エコモットのAI/IoT分野でこれまで培ってきた強みを生かし、よりスピーディーに製品・サービスを創出していく体制を構築して事業を展開していく方針です。

 

<前日の東京株式市場>

9月29日の日経平均は前日比14.90円(0.05%)安の31857.62円と、小幅ながら続落しました。5日移動平均線(9月29日現在32219.14円)、25日移動平均線(同32027.46円)、75日移動平均線(同32640.10円)全て下回っています。9月30日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比220円の31800円、高値は29日21時59分の32130円、安値は30日02時58分の31740円でした。29日の騰落レシオ(6日移動平均)は78.29%でした。新高値銘柄数は46、新安値銘柄数は21でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス84.87、シグナル(9日)は94.62でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス179.49でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

9月29日のNYダウは反落し、前日比158.84ドル安の33507.50ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同18.05ポイント高の13219.32ポイントでした。8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、食品とエネルギーを除くコア指数の前年同月比の上昇率は3.9%と市場予想と一致し、7月の4.3%から伸びが鈍化しました。これはポジティブ材料でした。一方、新しい会計年度が始まる10月1日が迫る中、米連邦議会下院は29日、共和党幹部が提案したつなぎ予算案を可決できなかったと伝わり、政府機関の一部閉鎖を避けられないとの見方が強まったことはネガティブでした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

日経平均銘柄入れ替えの影響、配当の再投資での先物買い需要、GPIFなどの年金の基本ポートフォリオとの乖離修正に伴う売り需要(リバランス売り)といった、特殊な需給要因は中間期末の9月末を通過したことで、名実ともに10月相場入りした本日よりなくなる見通しです。外部環境に関しては、高水準の米政策金利が長く維持され、米長期金利は高止まり、若しくは上昇するでしょう。この結果、日米金利差拡大から、為替市場ではドル高・円安傾向は続くでしょう。また、供給サイドが減産で供給を絞っている一方で米景気が堅調で、中国の景気も底打ちの兆しが出ているため需要は旺盛のため、原油の需給関係はタイトな状況が当面続くため、原油先物価格に関しては、「下がり難く、上がり易い状況」が続くことでしょう。よって、外部環境が改善しない限り、当面の日本株は底値模索を続けるとみていますが、逆に言えば「外部環境が改善を待ちながらの買い場探し」とも考えています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は7日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月25日の32678.62円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、2日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で8月25日の31624.28円を上回ることが必要です

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

29日の東証グロース市場指数は前日比3.81p(0.41%)高の938.12pでした。5日移動平均線(9月29日現在936.83p)を上回りました。一方、25日移動平均線(同953.04p)、75日移動平均線(同982.37p)共に下回っています。5日移動平均線は、3日連続で上昇しています。本日、下向きに転じるには、9月25日の941.70pを下回る必要があります。25日移動平均線は4日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、8月25日の952.86pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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