10月17日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

エンプラス(6961)

生成AI関連のコアストックとして注目します。

 

2024年3月期第1四半期のDigital Communication事業においては、光通信関連の光学デバイスは、AI用途等のハイエンド領域において売上高が好調に推移しました。LED用拡散レンズは、液晶テレビ市場の需要減少が継続し、売上高は低調に推移しました。この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は14.43億円(前年同期比53.5%増)、セグメント営業利益は7.82億円(同119.6%増)となりました。

光インターネットやデータセンターのサーバー間をつなぐ光ファイバーケーブルでは、光信号と電気信号を変換する必要があります。その変換に欠かせないパーツとして、エンプラスのプラスチックレンズが使われています。つまり、大規模データセンターの通信を支える光トランシーバーの中で、エンプラスのプラスチックレンズが活躍しています。設計から量産まですべての過程において、顧客の設計・開発をサポートしています。光トランシーバーを製造する顧客の開発動向、ケーブルの高性能化を見越した研究開発を通してカスタム製品だけではなく標準品も用意しています。

ちなみに、同社は、自己資本比率が80%を越え(2024年3月期第1四半期時点で85.8%)、独立性と収益性、健全性の高い財務状況です。光学、プラスチックの精密加工分野において最先端技術を有し、業界トップクラスの売上を誇っています。また、海外売上が8割と国内だけでなく、世界的にも活躍しているグローバル企業です。

 

<前日の東京株式市場>

16日の日経平均は前週末比656.96円(2.03%)安の31659.03円と、大幅に続落しました。5日移動平均線(16日現在32030.54円)、25日移動平均線(同32213.67円)、75日移動平均線(同32419.24円)は全て下回っています。17日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比310円高31990円、高値は16日23時41分の32050円、安値は16日17時15分の31590円でした。16日の騰落レシオ(6日移動平均)は82.72%でした。新高値銘柄数は7、新安値銘柄数は159でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス183.22、シグナル(9日)はマイナス286.53でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は103.31でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが2つ(前日は3つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

16日のNYダウは続伸し、前週末比314.25ドル高の33984.54ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、同160.75ポイント高の13567.98ポイントでした。米国やロシアなどによる、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が周辺国を巻き込むことがないように、抑制する外交的な取り組みが買い材料となりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

16日の米国株高が好感され、また、前日の大幅安の反動で、買戻しが先行する見通しです。ただし、買戻し一巡後は、戻り待ちの売りで、株価指数の上値は重そうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は4日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月10日の31746.53円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、9日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月8日の32606.84円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

16日の東証グロース市場指数は前週末比27.65p(3.16%)安の846.29pでした。5日移動平均線(16日現在885.82p)、25日移動平均線(同921.89p)、75日移動平均線(同961.30p)全て下回っています。5日移動平均線は、2日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、10月10日の907.53pを上回る必要があります。25日移動平均線は14日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月8日の962.28pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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