11月１日　カブ知恵　モーニングミーティング議事録

＜本日の注目銘柄＞

中国塗料（4617)

10月31日、「中期経営計画における業績目標の改定に関するお知らせ」を発表しました。これが注目ポイントです。2025年度改定目標は、売上高は1200億円（当初比20.0％増）、営業利益は110億円（同29.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は70億円（同34.6％増）、ＲＯＥは10％以上（同2.0pt増）です。

同日、「2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結）」を発表しました。当第２四半期連結累計期間の社グループの売上高は553.78億円（前年同期比24.5％増）となりました。利益面については、製造コストに見合った販売価格の適正化や高付加価値製品の拡販に努めたほか、海外においては原材料価格が軟化基調で推移したこともあり収益性が回復し、営業利益は51.29億円、経常利益は58.41億円（同576.9％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は44.16億円（前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3100万円となりました。

＜前日の東京株式市場＞

10月31日の日経平均は前日比161.89円（0.53％）高の30858.85円と、反発しました。５日移動平均線（31日現在30883.84円）、25日移動平均線（同31496.73円）、75日移動平均線（同32174.21円）全て下回っています。11月１日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比530円高の31380円、高値は11月１日04時19分の31400円、安値は10月31日16時43分の30880円でした。10月31日の騰落レシオ（６日移動平均）は133.74％でした。新高値銘柄数は77、新安値銘柄数は68でした。また、ＭＡＣＤ（12日－26日）はマイナス356.80、シグナル（9日）はマイナス278.80でした。ヒストグラム（＝MACD －シグナル）はマイナス78.00でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー（株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。）は５日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが２つ（前日は２つ）、「天井確認10項目」のうちが１つ（前日はゼロ）が点灯している状況です。

＜前日の米国金融市場＞

10月31日のＮＹダウは続伸し、前日比123.91ドル高の33052.87ドルでした。ナスダック総合株価指数は３日続伸し、同61.76ポイント高の12851.24ポイントでした。11月１日午後にＦＯＭＣの結果公表を控え、様子見気分の強い１日でした。

＜本日の東京株式市場の見通し＞

米国株高と円安が追い風です。悪材料は特に見当たりません。売り方の買い戻しで、終日堅調な相場となりそうです。

＜日経平均テクニカル分析＞

日経平均については、５日移動平均線は９日連続で下降しました。本日以降、５日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が10月25日の31269.92円を上回る必要があります。

25日移動平均線は、20日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で９月26日の32315.05円を上回ることが必要です。

今後に関しては、９月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

10月31日の東証グロース市場指数は前日比8.78ｐ（1.06％）高の834.19ｐでした。５日移動平均線（31日現在826.76ｐ）を上回りました。一方、25日移動平均線（同874.07ｐ）、75日移動平均線（同934.61ｐ）共に下回っています。５日移動平均線は、下降転換しました。本日、上向きに転じるには、10月25日の833.67ｐを上回る必要があります。25日移動平均線は25日連続で下降しました。ちなみに同線は、９月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、９月26日の930.03ｐを上回る必要があります。

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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