「日本株全般の短期的な底入れムードが強まることを期待」

 

日経平均は3月22日に41087.75円を付け、4月19日には36733.06円まで下落する場面がありました。一方、4月19日時点の信用買い残は4兆8645億円と、12日時点と比べて2691億円増えました。増加は4週連続で、2006年6月以来およそ18年ぶりの高水準となっています。そして、信用倍率は7.29倍と遡れる1994年12月以降で最高となったとのことです。相場が下落する過程で、将来の売り予約である買い残が積み上がり、同時に、信用倍率が悪化しています。信用需給だけをみれば、最悪の状況となっています。

 

ところで、日経平均の4月23日終値は37552.16円と、5日移動平均線(23日現在37620.12円)、25日移動平均線(同39406.08円)、75日移動平均線(同37996.28円)全て下回っています。5・25日移動平均線は下降中ですが、75日移動平均線は2023年11月21日以降、上昇を継続中です。このため、75日移動平均線も下向きに転じない限り、中期の上昇トレンドは継続中で、短期的な押し目は買いで対処したいところです。短期的な押し目の終了のサインは、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向きに転じること」と考えています。それが実現するケースでの第1戻りメドは25日移動平均線などを想定しています。

 

一方、23日のTOPIXは2666.23ポイントと、25日移動平均線(同2731.70ポイント)は下回っていますが、5日移動平均線(同2659.12ポイント)、75日移動平均線(同2633.79ポイント)共に上回っています。TOPIXは日経平均ほど値嵩の半導体関連の値動きの影響を受け難いことが寄与しています。足元の地合いは良好とは言い難いのですが、TOPIXのチャートが崩れていないことから、日本株全体の先行きについては、弱気になる必要はなさそうです。今後、「TOPIXが5日移動平均線を上回った状態を維持し、且つ、5日移動平均線自体が上向きに転じるケース」では、日本株全般の短期的な底入れムードが強まることを期待しています。

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