個別銘柄情報(2/12分)
ハーモニック(6324)、野村は投資判断を引き上げ
2155円 47円高
野村證券は、同社の投資判断を従来の「Neutral」から「Buy」に引き上げ、目標株価を同2400円から2500円に引き上げた。短期的に中国でのスマホ用に加え、中国の家電用に産業用ロボット向け受注の勢いが強く、4Q単独受注は過去最高となる確度が高まったという。中期の利益面ではベースとなる自動化需要の成長により、営業利益は16.3期~18.3期は年率10%増、19.3期~21.3期は同11%増と底堅い利益成長が見込まれるそうだ。為替面では日本売上比率が約7割と高く(日系ロボットメーカー経由の間接輸出が多い)、1円/ドル変動による営業利益への直接的影響は0.1億円(16.3期営業利益予想の0.1%)と小さいと推定されるという。
ソフトバンク(9984)、野村は目標株価を引き上げ
4164円 439円安
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の7550円から7570円に引き上げた。Sprintの収益改善により、ソフトバンク連結の中期業績予想を上方修正したという。これは国内通信事業・インターネット事業を17.3期持分按分EV/EBITDA倍率6倍で評価、Sprint事業を4ドル/株で評価、Alibaba事業を91ドル/株で評価、新興市場EC投資を簿価で評価し、その株式価値合計に対しコングロマリット・ディスカウントを25%(2兆9610億円のディスカウント)適用した水準を目標株価としたそうだ。ここまで大幅なディスカウントを適用した目標株価に対しても株価は相当に割安な水準にあり、Buyレーティングを継続したいという。
日産自(7201)、野村は目標株価を引き下げ
928円 57.3円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の1900円から1550円に引き下げた。円高や新興国需要の減速など、日系完成車メーカーの経営環境が逆風に転じる中で、17.3期も北米や日本での販売増や原価低減で営業増益となる確度が高い点が魅力だという。強固な財務基盤を活かし、円高前提でも17.3期も前期比8円増の50円への増配が予想され、配当面での魅力も更に強まると見たそうだ。
野村HD(8604)、CSは投資評価を引き下げ
446.6円 45.3円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価を従来の「Outperform」から「NEUTRAL」に引き下げ、目標株価を同791円から558円に引き下げた。3Q並みの事業環境が4Q以降も続く前提で、業績予想を下方修正したという。保有する日本株、足利ホールディングス株の下落による評価損もネガティブだそうだ。株式、投信、保険など、多くの商品の販売が減少し、ホールセールではエクイティ、フィクストインカムともにフローが減少する一方、市場のボラティリティは大きく、ヘッジが容易ではないという。
日立(6501)、MUMSSはレーティングを引き下げ
431円 29.5円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Overweight」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同1350円から610円に引き下げた。事業構造改革の努力が業績拡大に結びついておらず、想定していたほどの成長性は期待できなくなったと判断し、業績予想を下方修正したという。カバレッジセクター内における同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位になると考え、レーティングを変更したそうだ。
川重(7012)、MUMSSはレーティングを引き下げ
274円 24円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Overweight」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同670円から380円に引き下げた。為替前提の変更(USD120円→115円)や需要環境の悪化等から、MUMSS業績予想を下方修正したという。エクイティストーリーを変更、従来の過去最高益更新の継続から、17/3期を減益予想に下方修正したそうだ。17/3期のコンセンサス予想は依然、増益予想であり、今後、減益予想への修正が見込まれるなど、当面、株価の上昇は期待しづらいと判断したという。
ベネッセHD(9783)、大和はレーティングを引き上げ
3340円 40円安
大和証券は、同社のレーティングを従来の「4」から「3」に引き上げ、目標株価を同2670円から3490円に引き上げた。マーケティング施策含め、主力の進研ゼミは個人情報漏洩事件前の状態に着実に戻りつつあるという。16年4月会員が急増することは現時点で見込み難いが、緩やかに会員の増が続く可能性が高まったと考えたそうだ。
新田ゼラチン(4977)、岩井コスモは「A」でカバレッジを開始
689円 9円安
岩井コスモ証券は、同社について、新規に投資判断を「A」、目標株価を850円でカバレッジを開始した。豚皮原料の供給安定化やBSE規制緩和によって米国原料の食用ゼラチンへの使用が可能になるなど環境が好転してきたという。需要面では、経済成長が続くアジア諸国において、ゼラチン、ケーシング、ペプチドの需要増加が見込まれるほか、国内では機能性表示の規制緩和によって健康食品市場が活性化、ペプチドの販売拡大が期待されるそうだ。
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