宇宙ゴミ関連銘柄(スペースデブリ関連銘柄)
宇宙ゴミ(スペースデブリ)とは
打ち上げられた人工衛星、ロケットの破片、宇宙ステーション建設時に出た廃棄物などは宇宙ゴミ(スペースデブリ)となり、将来の宇宙開発にとって深刻な問題になるのではと懸念されている。
宇宙開発が活発化するに連れ、宇宙ゴミの問題解決も真剣に取り組まなければいけない課題と言っていいだろう。日本は勿論のこと、世界中で宇宙ゴミ回収事業に取り組む企業が増えつつある。この宇宙ゴミ関連銘柄を調べてみた。
宇宙ゴミ関連銘柄(スペースデブリ関連銘柄)一覧
コード | 銘柄名 | 企業情報・業務内容 |
3524 | 日東製網 | 使用済みあるいは故障した衛星やロケットなどを除去する「デブリ除去システム」は、デブリ問題を根本的に解決することのできる手段。 日東製網は無結節網技術を活かし、デブリ除去システムに必須の資材である「導電性網状テザー」と呼ばれる、電気を通すひも状の網の開発にJAXAと共同で取り組んでいる。 |
2667 | イメージワン | 衛星画像データを環境保全や防災対策、農業、海洋調査、安全保障など幅広い分野で活用し、付価値の高い技術で処理・解析した商品や衛星画像ソリューションを提供。衛星画像事業においては、UAV、Pix4Dmapper、携帯型分光放射計等の販売を中心とし、官公庁、大学、研究機関への営業活動を推進。 |
宇宙ゴミ(スペースデブリ)を取り上げた作品
アニメや映画など、宇宙ゴミ(スペースデブリ)を取り上げた作品がいくつかある。まだ実際に宇宙ゴミの問題が深刻化しているわけではなく、問題視されるのは数十年先の話になると見られているが、それでもそういった作品がヒットするということはそれだけ共感される部分やリアリティがあるということだろう。宇宙ゴミの問題はまだ先かもしれないが、決して非現実的な話でもなく、ありえない話でもないということが証明されつつある。
アニメ『プラネテス』の世界が遂に現実へ
情報源: プラネテス
1999年に漫画が始まり、2003年にアニメ化となった『プラネテス』は宇宙に漂うゴミ(スペースデブリ)を取り上げた作品。2075年の物語となっており、宇宙開発に伴う宇宙ゴミが深刻な問題として描かれている。たった1本の小さなネジでも、地球周回軌道では秒速数km(時速数千km)の速度となり、その衝撃は計り知れないものとなる。宇宙開発の事故を防ぐには宇宙ゴミの回収は切り離せない重要事業として同作品で語られている。
映画『ゼロ・グラビティ』宇宙ゴミによる大事故
宇宙ゴミの衝突により大事故に巻き込まれ、宇宙空間を彷徨うことになった宇宙飛行士の物語。宇宙空間では無重力状態の中で慣性の法則が働き、動き出したら簡単には停まることができず漂流してしまう可能性もある。宇宙ゴミ同士、宇宙ゴミと人工衛星の衝突で生まれるちょっとした衝撃が宇宙飛行士を宇宙空間へ投げ出し、帰って来れないような事態に陥ってしまうことも否定できない。そういった怖さ、宇宙ゴミ問題を題材として映画となっている。
宇宙ゴミはどれだけあるのか
宇宙ゴミ(スペースデブリ)は2010年時点で50万個以上と言われている。人工衛星は毎年飛ばされており、近年の宇宙開発事業の活発化により更に増えていると見て間違いないだろう。2016年時点では100万個以上の宇宙ゴミが地球周回軌道を彷徨っていると言っても過言ではないだろう。アニメ『プラネテス』でも紹介された通り、ネジ1本の衝突でも宇宙船が破壊されるほどの衝撃を受けてる場合がある。この地球上空を飛び交う宇宙ゴミ一つ一つが大きなリスクを持っていると言える。
海外の宇宙ゴミに関する取り組み
2016年時点で宇宙ゴミ問題に対する具体的な行動を取っている国は少ない。今のところは宇宙開発を行う国々がこれ以上、宇宙ゴミを増やさぬよう慎重を期して開発を行おうという合意に留まっている。
スイスの宇宙工学センターではパックマン型の宇宙船、人工衛星を飛ばして地球周回軌道上の宇宙ゴミを回収しようという試みもあるが、まだ開発途上であり、今後の進展も注目されている。
宇宙ゴミ問題は深刻ではないという考え
『プラネテス』や『ゼロ・グラビティ』とでは宇宙ゴミが深刻な大事故を引き起こしており、無視できない問題であると取り上げている。しかし、実際に宇宙開発を行う研究者やベンチャー企業からは宇宙ゴミの問題を深刻化するのは辞めようという声も上がっている。
宇宙空間には50万個以上の宇宙ゴミが今現在も漂っていることは間違いではない。しかし、それは海にゴミが投げ捨てられていることと同様で回収することが難しければ衝突事故を起こす可能性も限りなく低いということだ。確かに宇宙は限りなく広く、数十万、数百万の物質があったとしても衝突するような事態は考え辛い。この宇宙ゴミ問題が宇宙開発を遅らせる不確かな存在と指摘する声が上がっていることも確かだろう。
宇宙開発と宇宙ゴミ問題
宇宙ゴミが本当に深刻な問題を及ぼすのか、無視できるレベルの話なのかは専門家同士でも意見が割れ、簡単に判断できるものではない。しかし、宇宙開発の活発化に伴い、各国が宇宙ゴミを問題視するようになり、その解決へと動き企業が出ていることも確かだ。現時点では宇宙開発と宇宙ゴミ問題はセットで考えるべきとの考えが多く、今後も宇宙開発関連銘柄などが活発化してくるときは同様に宇宙ゴミ関連も動いてくるだろうと予測しておくことが必要となる。
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