個別銘柄情報(4/25分)

クボタ(6326)、GSは投資判断を引き下げ
1741円 20円安
ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ、目標株価は同740円から800円に引き上げた。1ドル115円→110円への為替前提変更、北米の需要見通しについての下振れリスク反映等を受け、同社16-18年度営業利益予想を平均-13~-16%修正したという。主力の北米事業に軟化の兆しが訪れている中、株評価を更に切り上げるには大型農機の本格立ち上がり/利益寄与開始まではカタリストが不足気味と考えたそうだ。

日本ペ(4612)、GSは目標株価を引き下げ
2980円 85円安
ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断は「中立」に据え置いたが、目標株価を従来の2750円から2700円に引き下げた。17/3期のIFISコンセンサス営業利益も750億円と、16/3期会社計画700億円から7%の増益を見込んだという。GSでは、人民元レート前提の変動(1元19.0→17.0円)を織り込み、17/3期営業利益予想を761→700億円へ、18/3期同830→764億円へと減額したそうだ。
いちごHD(2337)、いちよしはフェアバリューを引き上げ
512円 2円安
いちよし経済研究所は、同社のレーティング「A」を継続し、フェアバリューを従来の750円から780円に引き上げた。会社側が2017.2期業績計画に織り込んだ太陽光発電施設の売却価格は保守的と見て、いちよしの2017.2期利益予想は会社計画を上回る水準に引き上げたという。また、積極的な投資による保有不動産の拡大で、安定収益の賃貸収入の増加が期待されるそうだ。

ソフトバンク(9984)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
6297円 4円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の7000円から8000円に引き上げた。国内通信やスプリントのコスト削減の進捗などを織り込み、営業利益を上方修正し、持分法投資損益と税率を見直したうえで、純利益を上方修正したという。17/3期と18/3期の営業利益で3%程度の上方修正、純利益で1割前後の上方修正だそうだ。

新電工(6967)、野村は目標株価を引き下げ
652円 16円安
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の770円から600円に引き下げた。1円の円高ドル安で、売上および営業利益は約8~9億円目減りするという。今回、1ドル108円前提とし(1ドル117円→108円の円高で70~80億円の減収減益要因)、PCの出荷見通しを1ケタ半ばから1ケタ後半のマイナス前提に変更したそうだ。これらの変更によって、単純計算では17.3期営業利益はほぼ収支均衡となるが、同社が設備投資やコストを削減することで、営業利益を計上すると見たという。

アルプス(6770)、野村は目標株価を引き下げ
1861円 36円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の4100円から2900円に引き下げた。為替前提を円高方向(117円→108円)に見直した上に、同社カメラアクチュエータ事業の収益拡大ペースを従来よりも緩やかなものになる見通しにしたこと、車載電装事業の収益見通しを引き下げたことを主因に、業績予想を下方修正したそうだ。一方、カメラアクチュエータに加え、キーボードスイッチやハプティックモータなど、新製品の売上拡大局面が今後2~3年続く可能性が高い点に注目し、Buy判断は継続したという。

オークマ(6103)、GSは投資判断を引き上げ
928円 7円高
ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断を従来の「売り」から「中立」に引き上げ、目標株価を同740円から800円に引き上げた。工作機械各社を取り巻く事業環境が悪化している中、同社の受注動向は国内を中心に相対的に健闘している印象が強いという。加えて、GSアジアチームが行った中国訪問取材を経て、中国の工作機械受注見通しも従来比では上向くとGS予想を変更(アジア地域は平均7%増額)。GS16/3-18/3期営業利益予想を平均9%増額したそうだ。

サイバエージ(4751)、岩井コスモは投資判断を引き下げ
5420円 260円安
岩井コスモ証券は、同社の投資判断を従来の「A」から「B」に引き下げ、目標株価を同6000円から5600円に引き下げた。スマートフォン向けゲームアプリの課金収入やスマートフォン向けインターネット広告収入の増加により上期は利益面での企画上振れ期待を持てる着地だったが、下期は新規事業の動画配信サービスに関わる先行投資費用が膨らむ見通しで上期と比較して利益率が悪化する可能性が高いそうだ。

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