個別銘柄情報(12/14分)

日揮(1963)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
2147円 1円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の1900円から2700円に引き上げた。今後アルジェリア、インドネシア、ロシアのガス処理プロジェクトや、モザンビークFLNG、インドネシアのLNG受入基地、アメリカのエチレンプロジェクト、バーレーンの石油精製プロジェクト等、数多くの案件の受注をSMBC日興は予想しているという。国内についても、力を入れている太陽光発電プロジェクトで大型案件受注が複数期待できるそうだ。これに加え、トルクメニスタンのガス処理、ポリエチレンプロジェクト、19/3期下期以降はメガLNG案件の受注も期待することができると考えており、今後18/3期から21/3期にかけて業績回復基調が続くと予想しているという。

メイテック(9744)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
4090円 120円
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「1」から「2」に引き下げ、目標株価を同5100円から4800円に引き下げた。円安による期待先行で株価上昇余地が縮小していると判断したという。また、メイテックでの増員ペース鈍化を見込み、18/3期以降の予想引き下げたそうだ。17/3期は売上高(910億円→911億円)/営業利益(109億円、前回同様)とも大きな修正はないものの、18/3期以降はメイテック予想の引き下げ影響が大きく、18/3期は売上高947億円→942億円/営業利益は116億円→113億円へ、19/3期は売上高980億円→971億円、/営業利益は120億円→117億円に引き下げたという。

エンJPN(4849)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
1873円 7円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の2600円から2700円に引き上げた。転職求人サイト「エン転職」の高成長に加え、業務効率化等の生産性改善が想定以上に進んでいること等からコスト見通しを引き下げ、SMBC日興予想を上方修正したという。17/3期は売上高:313億円(従来325億円)、営業利益:69億円(66億円、会社計画68億円)、18/3期は売上高:368億円(従来378億円)、営業利益:86億円(82億円)に修正したそうだ。

特殊陶(5334)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
2699円 68円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の2300円から2900円に引き上げた。17/3期2Q決算発表時の資料から試算すると、為替感応度(1円の変動に対する営業利益への影響額)は、ドル:7億円、ユーロ:5億円、人民元11億円、韓国ウォン13億円、タイバーツ24億円となるという。足元の円安が続くようであれば、18/3期に営業利益、純利益ともに過去最高益を更新する可能性が高く、株価は堅調に推移すると予想したそうだ。

ローム(6963)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
6710円 80円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の7300円から8100円に引き上げた。SMBC日興為替前提を1ドル=110円(従来100円)、1ユーロ=120円(110円)に変更したこと、11月の月次売上の好調を反映し、17/3期の見通しを引き上げたことを主因として、SMBC日興予想を上方修正したという。17/3期会社計画過達になる可能性が高いこと、18/3期は自動車向けパワー半導体の売上高が本格化し、収益貢献が始まるため高い利益成長が期待できることなどから、投資評価は「1」を継続したそうだ。

郵船(9101)、MUMSSはレーティングを引き下げ
235円 5円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Overweight」から「Neutral」に引き下げ、目標株価は同260円から270円に引き上げた。株価が上昇したため、レーティングを引き下げたという。コンテナ船統合後の19/3期のコンテナ船JVによる経常利益寄与は120億円とMUMSSでは試算。これは同JVの当期純利益を約1060億円と試算し、日本郵船の持分法投資利益を400億円とし、ここから統合に係る費用280億円を差し引いて算出したという。この程度の統合効果ではOverweightを維持するだけの十分なROEを生み出すことは困難と判断したそうだ。

ソフトバンク(9984)、野村は目標株価を引き上げ
7959円 187円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の9660円から10520円に引き上げた。為替前提を103円/ドルから115円/ドルに変更し、積上げ方式の目標株価算定でAlibaba Group HoldingとSprintの円建て目標株価を引上げたという。加えて、12月2日付けのヤフー(4689)の業績上方修正を連結業績に反映したそうだ。今後も日本・米国・中国・英国で各事業が中期的に増益基調を維持し、株価には割安感が強いため、通信セクターのトップピック2社のうち1社としてBuyを継続したという。

リゾートトラス(4681)、野村は目標株価を引き下げ
2110円 52円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の3000円から2600円に引き下げた。足元の状況を踏まえ、野村予想を全体的に修正したという。特に見方を変更したのは、1営業員あたりの契約高の落ち込みと費用負担の増加だそうだ。各年度の営業利益を下方修正し、DCF法による目標株価を引き下げたという。18.3期以降は1営業員当たりの契約高の緩やかな回復と、費用負担の剥落が見込まれ、18.3期~22.3期の営業利益成長率を年率14.5%と予想したそうだ。

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