10日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は強含みもみあいのイメージ
11日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比40円高の19940円、高値は11日04時06分の19980円、安値は10日17時17分の19860円でした。10日のNYダウは続落、前日比32.67ドル安の20943.11ドルでした。エンジンの不具合で近く納入予定の小型航空機「737マックス」のテスト飛行を見送ったと伝わったボーイングが15.81ドル、17年１～３月期決算で、売上高が市場予想を下回ったウォルト・ディズニーが16.49ドル、それぞれダウを押し下げました。また、トランプ大統領がコミーFBI長官を突然解任したことも嫌気されました。NY原油先物相場は反発、ＷＴＩ期近の６月物は、前日比1.45ドル高の１バレル47.33ドルでした。ＮＹ円相場は1ドル＝114円25～35銭の30銭円安・ドル高でした。
1ドル＝114円台の円安を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは19900円±150円程度です。上値では利食い売りが出る一方で、下値では売り方の損失覚悟の買い戻しが断続的に入り、「強含みもみあい」をイメージしています。物色面では、17年３月期の決算を発表した企業など一部の個別株の売買が目立つ状況が継続するでしょう。
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