9日の海外動向と本日の相場見通し 米金利高・円安・原油先物高は日経にポジティブ

10日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比70円高の22490円、高値は終値、安値は9日2358分の22410円でした。9日のNYダウは5日続伸、前日比182.33ドル高の24542.54ドルでした。原油先物高を背景に石油株や素材株が買われ、米長期金利が上昇で利ざや改善期待から金融株も買われました。ナスダック総合株価指数は4日続伸、前日比73.003ポイント高の7339.905ポイントでした。NY原油先物相場は反発、WTI期近の6月物は前日比2.08ドル高の1バレル71.14ドルでした。一時は71.36ドルと期近物として201411月下旬以来、約3年5カ月ぶりの高値を付けました。NY円相場は6日ぶりに下落、前日比65銭円安・ドル高の1ドル=1097080銭でした。

 

9日の米10年物国債利回りは、前日比0.03%高の3.00%でした。これを背景に、円安で、米国では金融株が買われました。また、原油先物高で資源関連も。この流れは、本日の日経平均にポジティブです。想定レンジは22500円±150円程度です。ただし、市場の企業業績全体への期待は、実際のコンサバな企業側のガイダンスより、楽観的なため、そのギャップが埋まるという状況にならない限り、上値は限定的でしょう。

 

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