24日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は高値圏での「もみあい」想定
24日のNYダウは5日ぶりに反落、前週末比181.45ドル安の26562.05ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は反発、同6.293ポイント高の7993.248ポイントでした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の11月物は前週末比1.30ドル高の1バレル72.08ドルでした。NY円相場は3日続落、前週末比20銭円安・ドル高の1ドル=112円75~85銭でした。
ついに、トランプ政権は24日、約2000億ドル相当の中国製品に10%の追加関税を課す対中制裁関税の第3弾を発動しました。一方、中国も600億ドル相当の米国製品に5~10%を上乗せする報復関税を即日実施しました。一部では、中国政府高官が米国との貿易交渉をいったん取りやめたと報じられたようです。ですが、このエスカレートする米中貿易摩擦に関して、日米株式市場はそれほど警戒していません。ただし、足元の日経平均の上昇は急ピッチでした。このため24000円付近での利益確定売り圧力は強いでしょう。一方、評価損が膨らんだ売り方の買い戻しニーズも相当あるはずです。結果、日経平均は高値圏でもみあう見通しです。想定レンジは23850円±200円程度です。
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