10日の海外動向と本日の相場見通し 米金利低下で米株高も円高で、日経の上値は重い
11日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比30円高の21530円、高値は10日22時55分の21620円、安値は10日19時38分の21460円でした。10日のNYダウは4日ぶりに反発、前日比76.71ドル高の26860.20ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸、同60.803ポイント高の8202.531ポイントと3日に付けた過去最高値を更新しました。 パウエルFRB議長が米下院委員会の証言で「より緩和的な金融政策の必要性が高まっている」との認識を示し、FRBが7月末に利下げに動くとの期待が高まりました。NY原油先物相場は5日続伸、WTI期近の8月物は前日比2.60ドル高の1バレル60.43ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=108円40~50銭でした。
10日、米国では、金融政策の影響を受けやすい2年物国債相場は5日ぶりに大きく反発、利回りは前日比0.08%低下し1.83%でした。これを受け、米株は堅調でしたが、同時にこれはドル安要因のため、日経平均の上値抑制材料でもあります。よって、本日の日経平均は前日終値付近で膠着する見通しです。なお、昨日まで東証1部の売買代金は7日続けて活況の目安となる2兆円を割り込んでいます。積極的な売り買い材料が見当たらないため、この閑散相場も継続する公算です。
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