20日の海外動向と本日の相場見通し 円安は追い風も、米国株安で日経平均はもみあい
21日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比10円安の23500円、高値は21日00時53分の23640円、安値は21日01時32分の23320円でした。20日のNYダウは反落、前日比128.05ドル安の29219.98ドルでした。ナスダック総合株価指数は反落、同66.215ポイント安の9750.965ポイントでした。中国の湖北省が20日、企業の休業を3月10日まで延長することを決めたこと、WHOが20日の記者会見で「まだ安心できない」と述べたこと、そして、ロイター通信が20日、「台湾の鴻海精密工業傘下で、iPhoneを生産する富士康科技集団は新型肺炎の拡大が2020年の売上高を押し下げる」と伝えたことなどが嫌気されました。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の3月物は前日比0.49ドル高の1バレル53.78ドルでした。NY円相場は3日続落、前日比75銭円安・ドル高の1ドル=112円05~15銭でした。一時は112円23銭と、2019年4月以来10カ月ぶりの円安水準をつける場面がありました。
新型肺炎の拡大の影響で、中国などの景気や、中国企業のみならず、世界的に事業を展開している企業群の業績の減速が改めて意識されています。もちろん、20日発表された2月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は36.7と3年ぶりの高水準となり、市場予想の8.0を大きく上回ったことや、1月の米景気先行指標総合指数が前月比0.8%上昇と市場予想0.4%上昇を上回ったことを受けて、円相場が円安に振れていることは日本株にポジティブです。このため、本日の日経平均は23500円を中心にしたもみあいとなるでしょう。想定レンジは23500円±200円程度です。なお、24日は天皇誕生日の振り替え休日のため、日本は明日から3連休です。このため、特に後場からは様子見気分が強まりそうです。
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