6日の海外動向と本日の相場見通し 様子見気分が強そう
7日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比20円高の22410円、高値は6日16時34分の22470円、安値は6日20時50分の22250円でした。6日のNYダウは5日続伸、前日比185.46ドル高の27386.98ドルでした。ナスダック総合株価指数は7日続伸、同109.67ポイント高の11108.07ポイントと連日で過去最高値を更新しました。
主力ハイテク株が買われ、相場上昇をけん引しました。6日発表の週間の米新規失業保険申請件数は前週から減少し、市場予想も下回りました。NY原油先物相場は5営業日ぶりに反落し、WTI期近の9月物は前日比0.24ドル安の1バレル41.95ドルでした。NY金先物相場は5日続伸、12月物は前日比20.1ドル高の1トロイオンス2069.4ドルでした。NY円相場は3日続伸、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=105円50~60銭でした。
6日のVIX指数は前日比0.34(1.48%)安の22.65でした。また、VIX3Mは同0.40(1.40%)安の28.20で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.08%)安の0.80と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)<オプション価格を基に計算しますが、目先の相場が上昇する確率を、下落する確率がどれだけ上回っているかを表す。目先の相場が大きく下落する確率が高まると、Skew指数は大きくなる。>は、前日比2.16(1.55%)高の141.75でした。
一方、6日の日本では、プット・コールレシオは17.63と前日の7.35から上昇しました。(なお、同レシオの7月9日から16日まで、また、7月22日以降7月30日までの異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は41、新安値銘柄数は6、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は85.43と前日の87.08からやや減少し80%台を維持しています。同レシオは7月15日まで6日連続で70%台となっていましたが、16、17日と2日連続で80%台になり、20日には90%台を回復しましたが、21日から29日まで再び80%台で推移していましたが、30日、31日には70%台での推移になっていました。そして、8月3日、4日、5日、6日と4日連続で80%台での推移です。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は6日現在「水平」継続です。転換線は「下向き」を継続しました。転換線と基準線は「逆転」状態を継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上し、「好転」を継続です。また、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたままです。また、6日現在のMACD(12日-26日)は16.70と前日の20.78から低下、シグナル(9日)は75.96と前日の96.27から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス59.26と前日のマイナス75.49から上昇したものの、「売り」継続です。
三連休前の金曜日で様子見気分が強そうです。日経平均の想定レンジは22400円±200円程度です。足下で円安が一服しているため、上値は重そうです。一方、米国株が堅調なため、下値も堅いでしょう。
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