28日の海外動向と本日の相場見通し 米国株3日続伸が好材料、配当落ちを埋めるかに注目

29日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比90円高の23380円、高値は29日05時22分の23390円、安値は28日17時02分の23250円でした。28日のNYダウは3日続伸、前週末比410.10ドル高の27584.06ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続伸、同203.96ポイント高の11117.53ポイントでした。民主党のペロシ下院議長は28日、ムニューシン米財務長官と27日に追加経済対策について協議したと述べたと伝わったことが買い材料になりました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の11月物は前週末比0.35ドル高の1バレル40.60ドルでした。NY金先物相場は反発、12月物は前週末比16.0ドル高の1トロイオンス1882.3ドルでした。NY円相場は横ばい、前週末と同じ1ドル=105円50~60銭でした。

 

28日のVIX指数は前日比0.19(0.72%)安の26.19でした。また、VIX3Mは同0.29(0.91%)安の31.74で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.19%)高の0.83と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.57(1.99%)安の126.69でした。

 

一方、28日の日本では、プット・コールレシオは前日比変わらずの35.35でした。新高値銘柄数は228、新安値銘柄数は1、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は132.75と前日の118.94から上昇しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は28日現在「水平」継続です。転換線も「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上し、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、28日現在のMACD(12日-26日)は106.84と前日の95.02から上昇、シグナル(9日)は138.40と前日の142.21から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス31.56と前日のマイナス47.19から上昇したものの、「売り」継続です。

 

米国株高を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは23500円±200円程度です。9月末の配当権利落ち分、約150円は下押し圧力です。本日はこれを埋めて取引を終えることができるかに注目しています。なお、NTT(9432)がNTTドコモ(9437)を完全子会社化すると伝わっています。このため、親子上場再編の思惑のある銘柄群が人気化しそうです。

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