17日の海外動向と本日の相場見通し FOMC無事に通過、日経平均は堅調に推移
18日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比130円高の29850円、高値は18日03時45分の29860円、安値は17日23時42分の29660円でした。17日のNYダウは反発、前日比189.42ドル高の33015.37と、初めて33000ドル台に乗せました。ナスダック総合株価指数は3日続伸、同53.636ポイント高の13525.203ポイントでした。FOMC後に一段高となりました。NY原油先物相場は4日続落、WTI期近の4月物は前日比0.20ドル安の1バレル64.60ドルでした。NY金先物相場は3日ぶりに反落、4月物は前日比3.8ドル安の1トロイオンス1727.1ドルでした。
17日のVIX指数は前日比0.56(2.83%)安の19.23でした。また、VIX3Mは同0.83(3.36%)安の23.88で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.55%)高の0.81と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.63(0.44%)高の143.19でした。
17日の日本では、プット・コールレシオは0.19と前日の0.18から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は117.61と前日の120.10から低下しました。新高値銘柄数は156、新安値銘柄数は1でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は17日現在「水平」継続です。転換線は「上向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「逆転」を継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」から「上向き」に転換しました。また、17日現在のMACD(12日-26日)は186.24、シグナル(9日)は124.75、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス61.49と、「買い」継続です。(買い転換は3月16日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。
FRBが17日まで開いたFOMCで、FF金利の誘導目標を0.00~0.25%で据え置きました。委員らが示した政策金利予想(ドットチャート)によると、従来予想通り2023年末までゼロ金利政策を継続する見通しを維持しました。一方、2021年10~12月期の実質GDP予想の中央値は前年同期比6.5%増と、昨年12月公表の前回予想の4.2%増から大幅に上方修正しました。なお、パウエルFRB議長は17日午後、FOMC後の記者会見で、「経済情勢は引き続き不均一で完全にほど遠い」、「今年の一時的な物価上昇は政策金利見通しに影響を与えない点に注意してほしい」、「SLR(補完レバレッジ比率)の規制については数日中に発表する」、そして、「(長期金利の上昇について)金融環境全体を点検しており、もちろん金融市場の状況にも常に注意を払っている。我々の目標達成のため金融環境が緩和的であるように保つことが重要だ」などと述べています。このように、FRBのスタンスが、市場の予想以上にハト派寄りだったことで、米国株の上昇基調は維持されることでしょう。当然これは日本株にもポジティブです。本日の日経平均の想定レンジは30000円±400円程度です。一方、国内では、菅義偉首相は17日、1都3県の緊急事態宣言を21日の期限をもって全面解除する方針を表明しました。これは内需株にはプラス材料です。
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