9月5日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

INPEX(1605)

サウジアラビアが10月も日量100万バレルの自主減産を延長するとの観測が浮上し、また、原油の輸出を削減することで、ロシアが「OPECプラス」に参加する他の産油国と合意したとも伝わったことを主因に、同社の株価が、9月4日、一時前週末比48.5円(2.3%)高の2149円50銭と2008年以来の高値を付けたことが、注目ポイントです。

 

なお、同社は、8月9日、「剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。同社は、「長期戦略と中期経営計画(INPEX Vision @2022)」で示した還元方針に基づき、2022 年度から 2024 年度の中期経営計画期間中は、総還元性向 40%以上を目途とし、1株当たりの年間配当金の下限を 30 円に設定するなど、安定的な配当を基本としつつ、事業環境、財務体質、経営状況等を踏まえた自己株式取得を含む、業績の成長に応じた株主還元の強化に取り組むこととしています。2023年12月期の通期連結業績予想の通り好調な業績見通しを踏まえ、上記の株主還元方針に基づき、2023 年 12 月期の普通株式 1 株当たりの中間配当金については、直近予想の 32 円から 5 円増配となる 37 円とすることとしました。また、2023 年 12 月期の期末配当予想についても、直近予想の 32円から 5 円増配の 37 円に修正することとしました。これにより、2023 年 12 月期の普通株式 1 株当たりの年間配当額は、中間配当金 37 円に、期末配当金 37 円を加えた、74 円を見込んでいます。甲種類株式(非上場)についても、普通株式同様、2023 年 12 月期の中間配当金及び期末配当予想を修正しました。なお、同日開催の取締役会において、自己株式取得についても決定しています。

 

<前日の東京株式市場>

4日の日経平均は前週末比228.56円(0.70%)高の32939.18円と6日続伸しました。5日移動平均線(4日現在32565.91円)、25日移動平均線(同32260.17円)、75日移動平均線(同32353.54円)全て上回っています。9月5日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比70円安の32910円、高値は4日18時40分の33090円、安値は5日00時00分の32880円でした。4日の騰落レシオ(6日移動平均)は283.15%でした。新高値銘柄数は423、新安値銘柄数は1でした。また、MACD(12日-26日)は50.11、シグナル(9日)はマイナス112.91でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は163.03でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが6つ(前日は5つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

4日の米株式市場はレイバーデーの祝日で休場でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

手掛かり材料が乏しいため、本日の日経平均は「もみあい」となる見通しです。相場の方向性が出るのは、夏季休暇明けの海外勢が本格的に市場に回帰する、9月4日のレイバーデー明けになるとの見通しに変更はありません。なお、8月18日の31275.25円で短期的に底入れしたとはみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は9日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が8月29日の32226.97円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、22日ぶりに上昇転換しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で7月31日の33172.22円を下回ることが必要です

 

9月4日に、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になったので、調整は終了したとみています。

 

4日の東証グロース市場指数は前週末比0.43p(0.04%)安の969.01pでした。25日移動平均線(4日現在961.35p)は上回っています。一方、5日移動平均線(同971.69p)、75日移動平均線(同987.15p)は下回っています。5日移動平均線は、9日連続で上昇しています。本日、下向きに転じるには、8月29日の976.51pを下回る必要があります。25日移動平均線は34日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月31日の991.77pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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