個別銘柄情報(6/6分)

双日(2768)、みずほは「買い」でカバレッジを開始
252円 10円高
みずほ証券は、同社について、新規に投資判断を「買い」、目標株価を300円でカバレッジを開始した。17/3期純利益は会社計画と同水準の400億円(前期比、35億円増、同10%増)を予想したという。部門別では、環境・産業インフラ、化学、食料・アグリビジネスの各本部の会社計画がやや高いと見たが、その他消去にはバッファーが織り込まれており、相殺すると考えたそうだ。みずほでは、同社の基礎FCF創出能力に鑑みれば、株式リスクプレミアムは今後も正常化(低下)の可能性が高いと見たという。

丸紅(8002)、みずほは投資判断を引き下げ
501.7円 6.5円安
みずほ証券は、同社の投資判断を従来の「買い」から「中立」に引き下げ、目標株価を同700円から550円に引き下げた。実質レバレッジの水準は高位が想定され、株式市場が同社株式に暗に要求する株式リスクプレミアムは上昇圧力を受けると考えたという。みずほ証券が同社の目標株価設定に際して参照しているDCFに使用する株主資本コストに付加するコストを、従来の0.6%ポイントから、今回0.8%ポイントに引き上げ、DCF評価の低下に伴い、同社の目標株価を引き下げたそうだ。

三井物(8031)、みずほは投資判断を引き下げ
1278円 9.5円安
みずほ証券は、同社の投資判断を従来の「買い」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、目標株価を同1800円から1150円に引き下げた。同社の17/3期の配当後の基礎FCFは、2000億円を超える大幅な赤字となると、みずほ証券では予想したという。同社の実質レバレッジの悪化見通しは、株式市場が同社株式に暗に要求する株式リスクプレミアムに上昇圧力となると考えたそうだ。みずほ証券が同社の目標株価設定に際して参照しているDCFに使用する株主資本コストに、今回から0.3%ポイントのコストを付加したという。

大成建(1801)、CSは投資評価を引き上げ
822円 8円高
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価を従来の「Underperform」から「OUTPERFORM」に引き上げ、目標株価を同800円から990円に引き上げた。CS予想ベースの17年3月期の配当利回りは2.3%、自社株買いを含めた総還元利回りは4.3%であり、インカムゲインの観点で魅力が高いという。CS予想の営業利益は17年3月期1112億円(会社計画1000億円、CS従来予想1220億円、IBESコンセンサス1077億円)、18年3月期1231億円(CS従来予想1243億円、IBESコンセンサス1130億円)だそうだ。

大林組(1802)、CSは投資評価を引き下げ
1101円 31円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価を従来の「Outperform」から「NEUTRAL」に引き下げ、目標株価を同1400円から1300円に引き下げた。利益成長率、インカムゲインの観点で同社を買い増しする材料が乏しくなったと考えたという。期待されてきた自社株買いは5月13日の決算説明会で、明確に否定されており、今後の建設セクターの株価動向では、増益率が上昇するもしくは配当および自社株買いのインカムが増加する企業が評価されると予想したそうだ。CS予想の営業利益は17年3月期1060億円(会社計画950億円、CS従来予想1105億円、IBESコンセンサス980億円)、18年3月期1081億円(CS従来予想1222億円、IBESコンセンサス1051億円)だという。

鹿島(1812)、CSは投資評価を引き下げ
694円 39円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価を従来の「Neutral」から「UNDERPERFORM」に引き下げ、目標株価を同800円から700円に引き下げた。堅調な業績が継続しているが、営業利益の増益率が低下し、株価バリュエーションは低位で推移すると考えたという。また、永久劣後ローン300億円を過去に発行しているうえ、国内外で不動産投資を積極化させる可能性があり、CSカバレッジのなかでは増資リスクが高い銘柄と考えたそうだ。CS予想の営業利益は17年3月期1018億円(会社計画850億円、CS従来予想1116億円、IBESコンセンサス929億円)、18年3月期1119億円(CS従来予想1218億円、IBESコンセンサス983億円)だという。

三井造(7003)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
155円 8円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「1」から「2」に引き下げ、目標株価を同250円から200円に引き下げた。17/3期の営業利益を旧344億円→新267億円、18/3期を旧357億円→新203億円に修正したという。17/3期会社予想営業利益220億円は機械事業中心に保守的だが、18/3期は舶用ディーゼルエンジンの平均単価は下落すると予想したことや、エンジニアリング事業の受注低迷による影響等を織り込み、前期比減益率が大きくなると考えたそうだ。

川重(7012)、SMBC日興は投資評価を引き上げ
317円 8円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「3」から「2」に引き上げ、目標株価を同300円から340円に引き上げた。17/3期の営業利益を旧700億円→新682億円、18/3期を旧759億円→新694億円に修正したという。一方、相対的な割高感払拭によりセクター内相対評価に基づく投資評価を引き上げたそうだ。業績について今期来期は踊り場と予想。当該期間中においては海洋構造物の進捗にも注視する必要があるという。

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