個別銘柄情報(1/13分)
JSP(7942)、GSは「買い」でカバレッジを開始
2767円 43円高
ゴールドマン・サックス証券は、同社について、新規に投資判断を「買い」、目標株価を3800円でカバレッジを開始した。自動車メーカーは、今後一段と厳しくなる燃費規制に対応するため、EPP製部品の採用を推し進めると考えたという。EPPの世界シェア60%の同社は21/3期営業利益が150億円(16/3期93億円の約1.5倍)に達するとGSでは予想したそうだ。
ファーストリテイ(9983)、野村の目標株価を引き上げ
38430円 420円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の41000円から44500円に引き上げた。17.8期会社予想は据え置かれたが、中国を中心に海外ユニクロ事業で想定以上に収益構造が改善していることを織り込み、野村予想はやや上方修正したという。国内ユニクロ事業は、冬物商戦でネット通販の翌日配送を一時的に中止したこともあり売上見通しを若干引き下げたが、値引き削減による採算改善が予想以上であり、営業利益はほぼ据え置いたそうだ。
ビックカメラ(3048)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
1053円 19円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の1200円から1300円に引き上げた。1Qの営業利益(前年同期比23%減の24.5億円)のSMBC日興通期予想に対する進捗はやや低く、印象はネガティブだという。2016年9月にオープンした広島駅前店のマイナス影響が想定以上に大きかったそうだ。一方、(1)新店セールの影響がなくなる2Q以降は同店の損益改善が見込めること、(2)免税売上のマイナス幅も大きく縮小するとみることから、2Q以降の業績回復を予想したという。
航空電(6807)、みずほは目標株価を引き上げ
1743円 11円安
みずほ証券は、同社の投資判断は「アンダーパフォーム」に据え置いたが、目標株価を従来の920円から1390円に引き上げた。為替前提を115円/ドル(従来105円)と円安方向に変更したことで、業績予想を見直し、目標株価を引き上げたという。同社は為替感応度が高く円安メリットは大きいが、実態ベースではスマホ領域で成長ピークアウトとの見方は不変だそうだ。上期は自動車・産機・携帯機器で計画を下回った。今後は、足元で好調だった中国スマホが需要息切れとなる可能性があり、引き続き下振れリスクがあるとみているという。3Q決算発表は1月25日の予定。説明会は開催されないが、1-3月期以降の業界環境に変化が出てくるか、注目したいそうだ。
イオン(8267)、みずほは目標株価を引き上げ
1727.0円 8.0円高
みずほ証券は、同社の投資判断は「中立」に据え置いたが、目標株価を従来の1500円から1700円に引き上げた。GMS事業が増益基調に転じるなど、「イオンスタイルストア」によるGMS改革に一定の成果はみられ始めているという。しかし、消費行動の変化スピードは早く、総合業態であるGMSの集客力は今後、さらに低下していく可能性が高いとみているそうだ。早期の収益回復には不採算店舗や事業の整理といった構造改革を同時に進める必要があると考えているという。
デクセリアルズ(4980)、みずほは目標株価を引き上げ
1170円 27円高
みずほ証券は、同社の投資判断は「中立」に据え置いたが、目標株価を従来の840円から1200円に引き上げた。為替前提を変更し業績予想を見直すとともに、比較対象企業7社のマルチプル上昇を反映し、目標株価を引き上げたそうだ。みずほでは17/3期4Q以降の為替前提を100円→115円/ドルに変更。最終製品の成長率鈍化により、同社のコア製品である光学樹脂材料や、異方性導電膜の業績は不振が続いているという。みずほでは、光学フィルム事業の成長、車載や半導体分野といった新分野での事業の成長に注目しているそうだ。
ジェイアイエヌ(3046)、みずほは目標株価を引き上げ
5700円 40円安
みずほ証券は、同社の投資判断は「中立」に据え置いたが、目標株価を従来の4600円から5500円に引き上げた。1月12日発表の2017/8期1Q(9-11月)の営業利益は前年同期比151.6%増の7.79億円。経費抑制によりみずほ予想(同94.2%増の6億円)をやや上回ったが大きなサプライズはないという。業績予想に変更はないが、株式市況の環境変化に加え、消費マインドの低迷が続く中、低価格で機能性を兼ね備えた同社のPB商品の評価が高まる可能性を考慮し、目標株価を変更したそうだ。
出光興産(5019)、MUMSSは「Overweight」でカバレッジを再開
3370円 75円高
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社について、レーティングを「Overweight」、目標株価を3690円でカバレッジを再開した。17/3期MUMSS予想の営業利益(1315億円)が17/3期会社計画(1130億円)を上回る主な要因は、在庫の影響の差益が会社計画より大きいと予想することだという。17/3期MUMSS予想の調整後営業利益(970億円)が会社計画(930億円)を上回っている主な要因は、資源セグメントの石炭鉱山事業の利益が会社計画より大きいと予想することだそうだ。株価上昇カタリストは、昭和シェル石油との経営統合について、進展がみられることとみているという。
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