FPGA関連銘柄

FPGAとは

FPGA

最近になりFPGA関連銘柄が話題となっている。FPGAは新しく開発されたものではなく、以前から日常的に使われているものだ。

field-programmable gate array(FPGA)は、購入者や設計者が任意のプログラムを構成できるデバイス、集積回路となっている。電機機器などに使われ、商品出荷後にも機能を更新できるなど利便性が高く、エンジニアリングコストが低い点などもメリットとなる。

最近になってFPGA、FPGA関連銘柄が話題となった背景には、大きくの重要テーマにとってこのFPGAが欠かせないデバイスとなっているからだろう。

サイバーセキュリティ機器、5GLTEなどの通信機器、医療画像処理、音声認識、バイオインフォマティクス、ドローン、IoT、自動運転といったあらゆる機器にとってFPGAは欠かせないものとなっている。

従って、FPGA関連銘柄は下記の重要テーマと密接に関わっているとも言える。

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FPGA関連銘柄一覧

コード 銘柄名 企業情報・業務内容
4736 日本ラッド 電気通信大学(電通大)とビッグデータ領域におけるFPGAを活用した高速処理装置の実用化に向けて技術連携を行う。ビッグデータはその名の通り桁違いの大容量となり、高速処理が要求される。特にリアルタイムデータ処理(ストリーミングデータ処理)ではFPGAが必須となり、この分野での技術進歩が必須となる。
4783 日本コンピュータ・ダイナミクス 株式会社エイ・オー・テクノロジーズと電気通信大学(電通大)の准教授が共同研究した「メモリ方コンピューティング」技術の使用許許可を取得。同技術はデータ検索などを従来のコンピュータに比べ高速で処理することができる。この技術はFPGAを使ったデバイスとパソコンを接続して使うもので商品化にも着手。今後もビッグデータの処理を含むあらゆる場面でFPGAを活用していく。
7587 パルテック FPGA設計、FPGA開発支援、FPGA販売が主力事業となっており、FPGA関連銘柄の本命とも言われる。FPGAの最大手、アメリカのザイリンクス商品を扱っており、宇宙開発機器、医療向け機器など様々な場面でのFPGA活用を目指す。
6778 アルチザネットワークス LTE無線Baseband処理用ブレードなどにFPGAを活用している。次世代通信技術5GにもFPGAは必須と言われており、高速通信、大容量データ通信にとってFPGA技術は欠かせないものとなっている。
9739 日本システムウエア FPGAデバイスの論理回路設計に高位合成言語を使用し、機能を実現するアルゴリズムのハードウェアへの実装と組み込みアプリケーション・ソフトウェア開発環境を統合するソリューションを開発。より正確な音声認識、言語開発においてもFPGAは必須のデバイスと言える。

FPGA市場は主要2社がほぼ独占状態

Xilinx altera

アメリカNASDAQ上場の「ザイリンクス社」と米インテル傘下で日本にも法人を構える「アルテラ社」、この2社でFPGA市場の8割を占めると言われている。
元々はザイリンクスが市場の大半を占めていたがアルテラが徐々にシェアを拡大している。日本でも「日本アルテラ株式会社」があることで市場シェア拡大傾向にある。

FPGA用途の具体例

FPGA用途

FPGAは現在の電子機器、そしてこれから開発されるあらゆる電子・電機機器にとって必要なデバイスと言える。特に大容量、高速処理には欠かせない。今現在、どういったものに使われているか実例を挙げておこう。

金融計算(アルゴリズム取引)

株式投資の世界で良く耳にする「アルゴリズム取引」自動売買を行うこのアルゴリズムにもFPGAが使われているという。数千分の1秒という脅威的なスピードで取引を行う為、FPGAのような高速処理デバイスが必須となる。

画像処理

遠隔医療、ドローンといった映像通信機器ではその通信処理速度も重要となるが、より鮮明な画像が求められる。大容量の処理を可能とするFPGAはこういった最先端の画像処理にも活用される。また、自動運転においても映像・画像を認識し、高速で処理することが必要となる為、FPGAが活躍する。

通信ネットワーク

LTE、5G、Wi-Fiといった無線通信も大容量処理、高速化が常に求められている。従来の機器では限界がある為、今後はFPGAを用いることで処理を分担化し、全体の通信パフォーマンスを上げていくという手法が主流になってくると考えられる。

バイオインフォマティクス(DNA解析)

バイオインフォマティクス、科学技術計算でもFPGAが活用されている。全てに応用が効くわけではないが、DNA解析にはFPGAが向いていると言われている。科学者が行っていた手間の掛かる作業をコンピュータが高速で行うようになるだろう。

音声認識

音声認識は音声データの入力から周波数やエネルギー変動の計算、そして照合など膨大な計算が必要となる。高速且つ大容量の処理ということでFPGAが音声認識ソフト、音声認識危機で使われている。今後は即時自動翻訳機器などでも必要とされてくるだろう。

FPGAのセキュリティ機能

FPGAセキュリティ

万全とは言えないがFPGAはセキュリティ面でも優れている部分がある。ビットストリームの暗号化や認証などで不正な改ざんを防止し、電圧や温度変化の監視を行うFPGAもある。FPGAの技術は日々向上しており、セキュリティ面で万全なものも近い将来出てくるかもしれない。

FPGAの市場規模

FPGA市場規模

2016年のFPGAの市場規模は50億ドル以上と言われている。近年はやや成長が鈍化しているようにも見えるが、今後の電子・電機機器では必須デバイスと言え、FPGAの需要が急拡大する可能性がある。

2020年のFPGA市場規模はおよそ85億ドル、つまり1兆円弱の予想となっているが、IoT機器の普及、無線通信網の拡大、自動運転車の一般化などが広まれば100億ドル市場となってもおかしくはないだろう。

株式投資においてもあらゆる人気テーマと密接な関わりを持つFPGA関連銘柄、今後も話題を集めそうだ。

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